羽田新ルートに関して国交省や東京都、区に情報開示請求し、記事化した実績をまとめておいた。
※投稿22年10月18日(更新24年5月13日)
開示請求先:国
国に開示請求し、記事化した内容を区分ごとに新しい順に示す。
騒音
-
のり弁満載の報告書!「東京国際空港周辺航空機騒音実態調査」
「東京国際空港周辺航空機騒音実態調査」は、国交省が公表している「短期騒音測定」のバックデータであることが明確になった、という話。 - 荒川沿い北上ルートの騒音測定局、移設の顛末
北風時に荒川沿いを北上する離陸ルートの航空機騒音を把握するために国交省が設置した測定局2か所のうちの1か所が機能不全状態になっていた状況を知るべく開示請求。 - 開示請求で「飛行検査機の騒音測定結果(最大値)」入手
羽田新ルートの本格運用の開始前に、川崎区内で実施された国土交通省所有機に係る飛行騒音測定結果を開示請求により入手。
落下物
渋谷区内のテニスコートで22年3月14日15時30分過ぎに発生した氷塊落下に係る開示請求。
飛行内容
-
22年度「空港周辺における安全かつ効率的な運航を実現するための測位衛星を活用した新たな進入方式等に関する調査」【報告書編】
報告書には「RNP+WP」というキーワードが出てくる。「RNP+WP」は、固定化回避検討会において検討されている2つの飛行方式のうちのひとつ。 -
22年度「脱炭素化に資する航行方式審査基準等見直しに係る調査」【報告書編】
件名が「脱炭素化に資する・・・」となっていたので、羽田新ルートとは関係ないと思いきや、大いに関係していた。 -
22年度「首都圏空港の運航実態調査」【報告書編】
報告書では、滑走路の処理能力に係るデータやグラフがすべて墨消しされているので内容を知ることはできない。 - 東京国際空港における同時RNAV進入運用の導入後安全性評価に関する調査
「羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会」のバックデータと思われる調査報告書を開示請求したのだが、開示文書はのり弁満載だった。 - 滑走路処理能力算定手法に関する調査
開示された報告書は羽田ではなく成田限定で検討されていたので、追加で開示請求した。 - 荒川沿い北上ルート、運用時間外に1機
開示請求により、悪天回避事由であることが確定。 - 首都圏空港の滑走路処理能力に関する調査
開示請求により、羽田増便計画の妥当性のエビデンスを得るために、処理能力の比較の基準となる増便前の統計データを押さえておくことが狙いのひとつであることが判明。 - 羽田新ルート|試験飛行を開示請求してみたら…
本格運用前の試験飛行の開始時期などを開示請求したところ、国交省からはゼロ回答だったという話。
博報堂(一部東北新社)
国交省が博報堂に委託した「羽田空港機能強化に係る情報提供・意見把握検討等業務」に係る記事のまとめ。
※入札公告以外は、開示請求で入手した文書をもとに記事化。
- 24年度:入札公告、企画提案書~請負契約書、報告書
- 23年度:入札公告、企画提案書~請負契約書、報告書
- 22年度:入札公告、企画提案書~請負契約書、報告書
- 21年度:入札公告、企画提案書~請負契約書、報告書
- 20年度:入札公告、企画提案書、決裁文書(仕様書含)・請負契約書、報告書
その他
航空機騒音実態把握システム(Ntrack)
- のり弁満載の報告書!「情報発信用コンテンツの企画制作及び情報発信拠点整備業務」
国交省は23年4月1日から毎日7時から 22 時まで、羽田空港第3ターミナルに羽田空港のこれから情報コーナー「もっと知りたい羽田空港」を運用している。この情報コーナーの開設に関連し、3つの文書を開示請求によって入手した。
番外編
羽田新ルートに直接関係はないが、一連の開示請求を通じて判明した気になる事案。
開示請求先:東京都
東京都が主催した「羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会」の分科会、幹事会に係る開示請求実績。
東京都が主催した「航空機騒音に係る環境基準・指定地域」の見直しのための検討会
開示請求先:区
あわせて読みたい