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羽田新飛行ル―ト|開示請求で「飛行検査機の騒音測定結果(最大値)」入手

飛行経路見直し等による羽田空港の国際線の増便の実現に向けて昨年12月26日、国土交通省所有機による川崎市川崎区上空飛行時の航空機騒音測定が実施された。

情報開示請求で、「飛行検査機の騒音測定結果(最大値)」を入手できたのでまとめてみた。


もくじ

情報開示請求して3週間で騒音測定結果をゲット!

飛行経路見直し等による羽田空港の国際線の増便の実現に向けて昨年12月26日、国土交通省所有機による川崎市川崎区大師地区上空飛行時の航空機騒音測定が実施された。

当時のテレビ神奈川の報道によれば、「川崎市は来年夏(筆者注:18年夏)にも予定される試験飛行で再度騒音を測定し集計したデータを地域住民に説明する」としていた。

※詳しくは、「羽田新飛行ル―ト 小型機の試験飛行は説得力あるか」参照。

物は試し、「e-Gov電子申請」を使って国交省大臣官房宛に情報開示請求したところ、ちょうど3週間で資料が郵送されてきた(次図)。

ちなみに、情報開示請求に要した費用は320円(手数料200円+切手代120円)。費用はたいしたことはないのだが、申請手続きはけっこう面倒(←このあたりについて、読者からのリクエストが多ければ、別途ブログにアップするかも)。

飛行検査機の騒音測定結果(最大値)

騒音測定は川崎区内の5か所で実施

「飛行検査機の騒音測定結果(最大値)」と書かれたA4ワンペーパーには、飛行検査機が飛んだ当日3回、5か所で測定された騒音値が掲載されている(次表)。

2回目(7時35分頃)「(5)日の出公園」のデータが「-」と表示されているのは、「この時間帯に通過したトラック騒音の影響で正しい値が計測できなかったため」と国交省の担当者は電話で教えてくれた。

飛行検査機の騒音測定結果(最大値)

騒音測定が実施された地点5か所をGoogleマップに落としておいた(次図)。いずれも川崎区である。

騒音測定位置図
飛行検査機の騒音測定場所(5か所)|Googleマップ

飛行検査機(搭乗者数6人)なのに76dBを上回る騒音が降り注いでいた

測定データを可視化してみた(次図)。

最大値は下河原公園(2回目)の85.7dB、最小値は小島新田駅(1回目)の76.1dB。

下河原公園の騒音値が他地点よりも大きいのは、下河原公園が飛行ルート直下に近かったからなのではないか。

1回目よりも2回目のほうが騒音値が大きいのは、おそらく2回目のほうが飛行高度が低かったため(Flightradar24のデータによる。詳しくは、「小型機による試験飛行は説得力あるか」参照)。

飛行検査機の騒音測定結果(最大値)

飛行検査機(搭乗者数6人)なのに76dBを上回る騒音が降り注いでいた。

国交省のFAQ冊子v4.1「4. 新飛行経路による影響」(P49)に、小型機と大型機の離陸時の高度2,000ft(610m)の経路直下の最大騒音レベルが掲載されている。

  • 小型機(737-800):78 L_Amax[dB]
  • 大型機(777-300):82 L_Amax[dB]

大型機が飛行したときのうるささは推して知るべし。

 

国交省の資料には「参考」として、キングスカイフロント・ライズ(川崎生命科学・環境研究センター、4階建て)の屋内での騒音値を掲載し、次のようにコメントしている。

なお、音の聞こえ方については、屋外と屋内を比較すると、屋内では25dB程度の遮音効果があると見込まれる。

「屋内では25dB程度の遮音効果がある」といわれても、事務所ビルと違って、マンションでは窓を開け放して生活することが多いのだぞ!

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