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羽田新ルート|「都及び関係区市連絡会」(令和4年度 第2回分科会)コッソリ開催

「羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会」の「令和4年度 第2回分科会」が22年8月30日に開催されていたことをご存じだろうか。

※投稿22年9月29日(追記22年10月25日)


もくじ

都及び関係区市連絡会、今回もコッソリ開催されていた

東京都都市整備局の「羽田空港の更なる機能強化について」のページの「最終更新日」が9月27日17時、「令和4年9月27日」に変っていた。

どこが変わったのかと、目を皿のようにしてチェックしていくと、都市整備局の読みづらい「トピックス」に「都及び関係区市連絡会 第2回分科会」が追記されたことに気づく(次図)。

毎度のことであるが、トピックスに掲載された日付がないので、ぼーっと見ているだけでは、新着情報であることに気が付かない。また、都HPの新着情報にも都市整備局HPの新着情報にも掲載されていないので、一般の都民が知ることは不可能である(それが狙いか…)。

「都及び関係区市連絡会」(令和4年度 第2回分科会)

リンク先を開くと、「議事の要旨」のほかに、「主な意見及び国の回答等」(PDF形式)が掲載されている。

会議の概要
  • 会議名 令和4年度羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会 分科会(第2回)
  • 開催日 令和4年8月30日(火曜日)
  • 出席状況 東京都、港区、新宿区、江東区、品川区、目黒区、大田区、渋谷区、中野区、豊島区、北区、板橋区、練馬区、江戸川区、国土交通省
  • 議事の要旨
    *国土交通省より、騒音測定結果や部品欠落報告等についての説明

【主な意見及び国の回答等】(PDF形式)

  • 部品欠落報告の中で、1kg 以上のものが1つあったが、これの詳細についてお聞きしたい。安全確保上問題ないものだったのか。
    • タイヤの一部と聞いている。着陸も離陸も安全に行っており、安全上特段の問題はなかった。なお、当該部品については空港の敷地内で見つかっている
  • 2020年の新飛行経路運用開始に伴ってチェック要員を2チームから3チームに増員したというお話があったが、今後、航空便が復便し、便数が増えてきた際にもこの体制で十分に対応できるという理解でよいか
    • ⇒国内線については、100%近く復便しているところ、国際線が復便しても、現在の体制にて継続して空港事務所の担当職員が機体チェックを行うことができると考えている。今後も引き続き、部品欠落、氷塊落下の未然防止の観点からしっかりとチェックを行っていく。
  • 都に寄せられた意見として、騒音、安全性に関する件数が多かったと認識しているが、区でも同様に騒音と安全性についての問い合わせが多い状況である。加えて、現在も部品欠落が発生している状況である。これからも引き続き、安全性と騒音対策についてこれまでの取り組みをお願いとするとともに、歩みを止めることなく、技術革新に合わせた更なる取り組みを進めていただくことを要望する。
    • ⇒ご要望として承る。国としても、安全対策と騒音対策については、技術の進歩に伴う新たな方策を日々検討して参りたい。

【会議資料】

 

公開された「会議資料」(次図)は、国交省が「新飛行経路の定期運用報告(第14回」として9月27日に公表した資料に含まれている。

国交省は8月30日に都及び関係区市連絡会で関係自治体に羽田新ルートの運用状況を報告し、約1か月後の9月27日に、都と同じ日に関連資料を公表するという手順を踏んでいたことが分かる

会議資料

都民の怒りの矛先は都ではなく、国に向かっている!?

国交省の配布資料(9月27日公表)に無かったのは、「(資料6-2)都に寄せられた意見について」(PDF:394KB)。22年5月1日から6月31日までの問合せ件数(速報値)が掲載されている。2か月でたったの18件!

国や国が委託しているコールセンターに寄せされた件数と比較すると、都に寄せられた件数がいかに少ないかがよく分かる(次図)。

都民の怒りの矛先は東京都ではなく、国に向かっているのか。あるいは都民は東京都に羽田新ルートに係る対応を期待していないのか……。

羽田新ルートに関して寄せられた意見の件数

「都及び関係区市連絡会」開催実績

羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会の開催実績を次図に示す。

昨年と同じ開催ペースであれば、次回分科会は11月中旬、幹事会は12月下旬ということになるのだが……。

「都及び関係区市連絡会」開催実績

【追記】開示請求で「出欠表(予定)」「議事概要」入手

※追記22年10月25日

なぜ最初から「出欠表」と「議事概要」をHPに掲載しないのか

9月27日に公開された「議事の要旨」「各区市の意見等」では、13区の出席者が不明だし、誰が発言したのかも分からない。

東京都に開示請求(9月28日)してから約1か月で入手(10月24日)。毎回同様の開示請求しているのだが、ムダと思える事務処理(形だけの電話確認)や紙でのやり取り(開示決定通知書⇒納入通知書⇒返信用封筒・切手送付)など、一向に迅速化されない。

ネットが利用できる市民に対してはオンラインで対応できれば大幅に日数が短縮できると思うのだが……。

それ以前の問題として、なぜ最初から出欠表と「議事概要」をHPに掲載しないのか。概要版(=議事の要旨)と詳細版(=議事概要)というかたちで両方を掲載してもいいではないか。

この件については、都の担当者と電話でかなりやり取りしたのだが、武士の情け、今回は記事化しないでおく。次回の連絡会の結果がどのようなかたちでHPにアップされるかを見届け、その結果次第では記事化するかも。

※開示請求により入手した文書(出欠表(予定)議事概要)を以下ひも解く。

13区のうち代理を立てたのは3区(江東・渋谷・練馬)

東京都からは都市整備局長理事。13区のうち、部長の代理を立てたのは、3区(江東・渋谷・練馬)。江東区と練馬区は課長が代理出席。渋谷区に至っては係長を出席させるという関心の低さ

※今回公開されたのは「出席表(予定)」(次表)なので、最終的に誰が出席したのかは確定できない。

都及び関係区市連絡会_出欠表(予定)

中野・品川区、東京都以外の出席者は置物状態…

議事概要には「関係区の主な発言」として中野区と東京都から安全性に係る質問が、品川区から安全性と騒音対策などに係る要望が出されたが、国交省からは概ね従来通りの回答がなされたことが記されている。

「議事の要旨」と「議事概要」を見比べたところ、内容的に問題がある文章は特に見当たらなかった。

※下記、原文では改行は全くないが、WEB上で読みやすくするために筆者にて改行した。また、「議事の要旨」と比較して「議事概要」に記載があった部分を下線付き朱書きで、記載がなかった部分を消し線朱書きで記した。

(議題2 安全対策について)

中野区

  • 部品欠落報告の中で、1kg上のものが1つあったが、これの詳細についてお聞きしたい。安全確保上問題ないものなのか、お答えいただきたい

国土交通省

  • 資料5については、部品の大まかな傾向を示すというところで部品の重さや傾向をグラブで示しているところ、ご指摘の部品は具体的にはタイヤの一部と聞いている。
  • 着陸も離陸も安全に行っており、安全上特段の問題はなかった。なお、当該部品については空港の敷地内で見つかっている。

中野区

  • ありがとうございます。


東京都

  • 本年7月の幹事会の資料8にて部品欠落のご説明いただいたが、その中で機体チェックの体制について、精通した職員の方でチームを組んで行っていると説明を受けた。その際に、2020年の新飛行経路運用開始に伴ってチェック要員を2チームから3チームに増員したというお話があったが、今後、航空便が復便し、便数が増えてきた際にもこの体制で十分に対応できるという理解でよいか。よろしくお願いします。

国士交通省

  • 国内線については、100%近く復便しているところ、国際線が復便しても、現在の体制にて継続して空港事務所の担当職員が機体チェックを行うことができると考えている。
  • 今後も引き続き、部品欠落、氷塊落下の未然防止の観点からしっかりとチェックを行っていく。

東京都

  • ありがとうございます。よろしくお願いします。

(議題3 その他)

  • 品川区
    都に寄せられた意見として、騒音、安全性に関する件数が多かったと認識しているが、区でも同様に騒音と安全性についての問い合わせが多い状況である。加えて、現在も部品欠落が発生している状況である。
  • これからも引き続き、安全性と騒音対策についてこれまでの取り組みをお願いとするとともに、歩みを止めることなく、技術革新に合わせた更なる取り組みを進めていただくことを要望する。

国土交通省

  • ご要望として承る。国としても、安全対策と騒音対策については、技術の進歩に伴う新たな方策はないか日々検討して参りたい。

品川区

  • よろしくお願いします。

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