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羽田新ルート|質問主意書(新型コロナ、モラトリアム適用)

第201回国会(20年1月20日~6月17日)の衆議院の質問主意書130件(3月23日現在)のなかに、106番目として羽田新ルートに係る次の質問主意書が埋もれている。

松原仁 衆議院議員が3月9日に提出した質問主意書に対する政府答弁書が公開されたのでひも解いてみた。

読みやすいように、一問一答形式に再構成。

※時間のない方は、「質疑応答のポイント」と文末の「雑感」をお読みいただければと。


質疑応答のポイント

松原仁衆議院議員
松原仁 衆議院議員(7期、民進→希望→立民・国民・社保・無所属フォーラム、早大商卒、63歳)

来る3月29日より、中国や韓国をはじめとする外国人の大量入国を想定し計画された羽田空港新飛行ルートの運用開始が予定されている。

他方、新型コロナウイルスの感染拡大により、世界的に人・モノの移動が停滞し、政府は中国、韓国からの入国者の制限を始めた。

一方、これまで羽田空港新飛行ルートには、ルート下に暮らし働く住民、航空会社をふくむ業界団体(国際航空運送協会(IATA))、航空機パイロット団体(国際定期航空操縦士協会連合会(IFALPA))からもその安全性に対する懸念が繰り返し示されている

そこで以下質問する。

問1:新型コロナの感染拡大、今年の航空需要の見通しは修正?

世界的な新型コロナウイルスの感染拡大により、わが国の今年の航空需要の見通しは修正されているか。もしくは修正する予定はあるか

答1(&2):お答えすることは困難

(後述)

問2:航空需要の減少、新飛行ルートの運用開始を一定期間延期?

既に現在新型コロナウイルスの影響による航空需要の減少が見られるが、これを踏まえ、羽田空港新飛行ルートの運用開始を一定期間延期し現行ルートで運用する、もしくは運用開始後に一定期間現行ルートで運用することは可能か

可能でない場合、その理由をご答弁願いたい。

答(1&)2:新たな飛行経路の運用を見送ることは考えていない

御指摘の「世界的な新型コロナウイルスの感染拡大」による「わが国の今年の航空需要の見通し」の「修正」及び「羽田空港新飛行ルートの」「運用開始後に一定期間現行ルートで運用する」の意味するところが必ずしも明らかではなく、また、令和2年夏ダイヤの期間である同年3月29日から同年10月24日までの期間における、各航空会社の東京国際空港における運航回数及び発着日時を含む、航空法(昭和27年法律第231号)第107条の3第6項の規定に基づく混雑空港に係る運航計画の変更又は同法第109条第1項若しくは第129条の3第2項の規定に基づく事業計画の変更について、現時点において認可前であり、お尋ねについてお答えすることは困難である。


なお、同年3月29日からの東京国際空港における新たな飛行経路の運用を見送ることは考えていない

雑感

質問書と答弁書は別々の文書なので、上記のように一問一答形式に再構成しないと、内容を的確に把握することはできない。

 

新型コロナウイルスの感染拡大の影響による航空機需要の減少の可能性を念頭に、3月29日からの羽田新ルートの運用を延期してはどうかというのが松原議員の質問。

これに対して、政府は「意味するところが必ずしも明らかではなく」「お答えすることは困難」というお決まりのフレーズを放ったうえで、3月29日からの「飛行経路の運用を見送ることは考えていない」と答弁。

じつは、新型コロナと羽田新ルート延期の問題については、松原議員よりも4日早く、初鹿明博 衆議院議員が類似の質問主意書を提出している。

そのときも政府は、「新たな飛行経路の運用を見送ることは考えていない」と全く同じ答弁を繰り出していた。

※詳しくは、「羽田新ルート|質問主意書(新型コロナの影響)」参照。

 

長妻衆議院議員が3月19日に「航空機利用減に伴う羽田空港発着便の新ルートに関する質問主意書」(政府未回答、3月23日現在)を提出したのでこの際、松原先生、初鹿先生におかれましては、さらなる鋭い質問主意書を期待したい。

あわせて読みたい(松原議員の質問主意書)

これまでに松原仁議員が提出した、羽田新ルートに係る質問主意書関連の記事:

※日付は本ブログで記事化した日

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