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羽田新ルート|赤羽大臣「フル運用に向けた助走期間、いい期間」

赤羽大臣は3月27日、閣議後の記者会見で羽田新ルートに係る質問に応じた。

減便状況下における3月29日の運用開始の必要性を説明するうえで、赤羽大臣はこの”助走期間論”がよほど気に入ったと見える。


質疑応答のポイント

記者:予定通り29日から運用開始することで問題ない?

羽田新ルートについてですが、実機飛行確認では2割で騒音が想定よりも上回ったほか、降下角度の引上げによる騒音軽減効果にも疑問の声があります。


また、今年のインバウンドの大きな柱でもある東京大会の延期も決まりました。
いまだ不安に思う住民の方もいるなかで、予定通り29日から運用開始することで問題ないでしょうか

大臣:フル運用に向けた助走期間、いい期間

赤羽一嘉 国交大臣
赤羽一嘉 国交大臣(公明党、8期、元三井物産社員、慶大卒、61歳)

そもそもこの新型コロナウイルスのこうした状況は、私たちの立場は、なるべく長引かせないように1日も早く終息させると。

ということは、これまで以上に、大変厳しい状況にある観光政策、インバウンド政策もしっかりV字回復できるように取り組んでいきたいと。


また、来年のしかるべき時には東京オリンピック・パラリンピック競技大会は開催されるので、よく、29日からはやめた方がいいのではないかという意見も国会で出ましたが、それは少し違うのではないかと。


ただ、今のこうした状況の中で減便が予定されているので、国土交通省としては、29日以降のこの減便している期間を羽田の新経路のフル運用に向けた助走期間と捉え、実機飛行で今御指摘のあった騒音の問題等、実はサンプル数も少ないものですから、この29日からの助走期間で、騒音・安全対策を改めて徹底してまいるいい期間として取り組みたいと思っております。


具体的には、騒音測定結果のデータをしっかり蓄積し、更に分析を重ねることが可能となりましたので、そうしていきたいと思っております。

また、推計平均値を著しく上回る結果が出た場合は、原因究明を行って、必要に応じて更なる騒音対策を検討してまいりたいと、これが1つです。


もう1つは、この助走期間で気温も上がりますし、高温時どうなるかということも、実際に新経路を様々な条件下で飛行していただいて、パイロットとの意見交換を改めて行うことや、また、管制・運航者双方の熟度を高めるために、そうした人たちと意見交換会をもって、より安定した運航を着実に実現することが可能になるいい期間だと前向きに捉えているところです。

雑感(大臣お気に入り!?助走期間論)

羽田新ルート運用開始の2日前に行われた記者会見で、コロナ禍中で3月29日の羽田新ルートを強行するために”助走期間論”を繰り出した大臣。

大臣がこの理論を開陳するのは、この記者会見が初めてではない。3日前(3月24日)の記者会見でも、同様の発言をしているのである。

まだサンプル数が十分ではないということもあり、3月29日からまた新経路で飛ぶわけですが、減便が続いていますから、こうしたこともゆっくりデータを収集できる期間と捉えながら、(略)

赤羽大臣「減便、ゆっくりデータを収集できる期間」

また、3月25日の参議院「予算委員会」でも、山添拓議員(共産)の質問に対して、助走期間論を展開している。

その時にいきなりやるよりも、先ほど申し上げましたように、3月29日から助走期間として、しっかりとした蓄積データをして分析をするというのは、私は正しいやり方だと思ってます。

参院「予算委員会」山添議員(共産)質疑応答

減便状況下における29日の運用開始の必要性を説明するうえで、赤羽大臣はこの”助走期間論”がよほど気に入ったと見える。

なぜ政府は3月29日の運用開始に固執したのか。

渋谷区議会の堀切稔仁議員(れいわ渋谷)が国交省航空局の幹部らとの懇談会(3月13日開催)で得た情報として暴露している次の記事をご参照。

なぜ政府は3月29日運用開始に固執しているのか

あわせて読みたい(赤羽大臣の記者会見)

※下記日付は記者会見日を示す。

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2020年6月1日、このブログ開設から16周年を迎えました (^_^)/
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