不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、不動産(マンション購入・賃貸)に係る分析記事を提供しているブログメディア

羽田新ルート|教室型説明会からマスコミが排除された驚きの理由

品川区では区議会の粘り強い訴えにより、ようやく教室型説明会が実施されることになったのだが、国交省は同説明会場からマスコミを排除するという作戦に出た。


もくじ

ようやく実現した教室型説明会だが…入場制限

品川区では区議会の粘り強い訴えにより、初めて教室型説明会が実施されることになった(建設委員会資料「羽田新飛行ルート案に関する国の取り組み等について」)。

現在、以下の4地区での開催が決まっていて(一部実施済み)、他の地区についても順次開始されるよう国と協議・調整中だという。

※説明会の時間帯はいずれも19時~20時30分

  • 18年12月20日(木)南大井文化センター
    東大井、南大井、勝島
  • 19年1月10日(木)八潮学園第二体育館
    八潮、東八潮
  • 19年1月17日(木)山中小学校体育館
    大井(1丁目、2丁目1番3~25号・2~27番、3~5丁目)、西大井1丁目、広町2丁目1番2~45号、二葉1丁目21番2・15・16号・22番12・13号
  • 19年1月22日(火)城南小学校体育館
    南品川(1丁目1番・10番17~19号、2丁目1~8番・9番1・2号・11~26号・10~17番、3丁目、4丁目1番15号・2番1~18号・3~19番、5・6丁目)、東品川(3丁目1番1~12号・2~32番、4丁目)、広町(1丁目、2丁目1番1号)

 

品川区で12月20日、初めて開催された教室型説明会の会場は南大井文化センター。区のHPによれば対象者は、大井第一地域センター管内(東大井、南大井、勝島)となっている。

やはりというべきか、同管内以外の住民は入場できなかったようだ。

品川区八潮在住の方が次のようにツイートされている。

昨日の南大井文化センターでの説明会は開始時間の夜7時に行ってみたが、東大井、南大井、勝島の住民対象・優先で、そこ以外の地域の受付は終わっていたので私は会場には入れなかった。

 

地区ごとに割り当てられた日の夜(19時~20時30分)に都合がつかなければ参加できないというピンポイントな説明会。

国交省からは「会場が満員なので、他地区の住民にはご遠慮いただいた」という抗弁が聞こえてきそうだが、もっと広い会場を用意すればいいだけの話だ。国交省はいやいやながら教室型説明会を主催していると受け止められても仕方がないのではないか。

マスコミが排除された驚きの理由

品川区で初めて開催された教室型説明会の様子を報じる「NHK 首都圏NEWS WEB」の動画を視聴して驚いた。

国土交通省の飯田修章室長がマスコミを排除した理由は……。

羽田新ルート地域説明会は非公開

(略)初回の昨夜の説明会には、およそ100人が参加しました。
会場を用意した品川区は報道機関の取材を認める意向を伝えていましたが、国土交通省が「参加者を萎縮させる」という理由で、会場での質疑の取材をいっさい認めませんでした。(略)
国土交通省の飯田修章室長は「マスコミがいると緊張する人がいるため、できるだけ多くの人の話を聞きたかった」と話しました。(略)

説明会のあり方について石井国土交通大臣は21日の会見で、「住民への配慮から非公開にしたと思うが、今後のあり方については検討させたい」と述べました。

NHK 首都圏のニュース 12月21日16時

国土交通省の飯田修章室長
(国土交通省 飯田修章室長)

「マスコミがいると緊張する人がいるため、できるだけ多くの人の話を聞きたかった」という珍論を述べた国土交通省の飯田修章室長。 

首都圏民に喧嘩を売った航空局航空ネットワーク部首都圏空港課東京国際空港企画室長(肩書が長い!)は今後、国民から厳しい視線を浴びて生きていくことにならないのか、元財務省理財局長の佐川宣寿氏のように。

この優秀な官僚に、重い十字架を背負わせたのは誰なのか……。

これまでに実施された国交省の”丁寧な説明”の数々

石井国交大臣の”丁寧な説明”(参院国土交通委員会18年4月3日など)を踏まえ、国交省がこれまで実施してきた”丁寧な説明”は以下のとおりだ。国交省の実績作りにこそなれ、住民の役に立っているとは言い難い……。

  • ニュースレター

    市民に届かない!? 羽田空港ニュースレター
    国交省が運営している「羽田空港のこれから」というサイトに見に行かないと発行されたことに気づかない。
    しかもPDFのサイズがMB単位なので、ただでさえ昼間はダウンロードに時間が掛かる国交省のサイトからは、とても開く気にはならない。

  • 新聞広告

    羽田新ルート|国交省の広告はマンション広告のごとし… 
    国交省が主張したいことが記事の中心になっている。
    言いたいことを強調し、知られたくないことにはできるだけ触れないという広告戦略。何かとよく似ていないか? そう、マンション広告と同じなのだ。

  • 情報発信拠点の設置(パネル展示)

    都庁舎で羽田空港の機能強化に関する展示
    昼休みの時間帯なので、都の職員らがたくさん見学にきているのかと思いきや、都の職員らしき人を含めて10数名しかいなかった。パンフレット片手に呼び込みを行ってもよさそうなものだが、積極的にPRするつもりはなさそうだ。

  • 相談窓口

    使えない電話窓口 
    週末の土日を挟んで、4日掛かりの電話のやり取りとなった。回答に正確を期すためには、電話折り返し対応は適切な手順だが、結果的に質問者の質問意欲を削いでしまうに十分な効果を発揮している。

  • ラジオCM

    羽田新ルート|国交省が文化放送で情報提供
    「羽田空港のこれから」のFAQに書いてあるような内容が一方的に紹介されるだけの情報提供。「国土交通省の協力でお送りしました」というこの「得々情報」は誰のためのお得情報なのか……。

  • 地下鉄広告

    地下鉄「窓上ポスターの字は小さすぎて読めないっ!」
    近づいて読んでみると、「環境への影響をできる限り小さく」とか、「世界に類を見ない厳しい基準を策定」とか、都合のいいことしか書かれていないことが分かる。

あわせて読みたい

[PR] SUUMO タワーマンションを探す!販売前の資料請求が成功の秘訣人気の新築マンション

2018年6月1日、このブログ開設から14周年を迎えました (^_^)/
Copyright(C)マンション・チラシの定点観測. All rights reserved.