羽田新ルートの運用が開始されると、どのくらいの住民が騒音の影響を受けるのか?
※羽田新ルートが通過する他区の分析結果:港区、新宿、品川、目黒、大田、渋谷、中野、豊島、北、板橋、練馬、江東・江戸川、【23区全体】
羽田新ルートは練馬区の東側上空を飛行する
政府統計e-Statで公開されている「地図で見る統計(jSTAT MAP)」にアクセスし、最新の国勢調査(2015年)の総人口数につき250mメッシュ図を作成し、羽田新ルートを重ねたのが次図。
※具体的な作成手順については、「羽田新ルートで騒音の影響を受ける住民数を試算する方法」をご参照。
【メモ】
- 数字は、250mメッシュ単位の常住人口(国勢調査時に調査地域に常住している人)を示す。
- ピンク色のエリアは、新飛行ルート直下から水平距離で500mの範囲を示す。
- 青色実線はA滑走路到着ルート(好天時)、青色破線はA滑走路到着ルート(悪天時)、黄色破線はC滑走路到着ルート(悪天時)を示す。
練馬区民3割(21万人)が騒音の影響を受ける
羽田新ルート直下から水平距離500mの範囲(上図のピンク色エリア)の人口を集計した結果を次表に示す。
A滑走路到着ルート約12万人、C滑走路到着ルート約9万人。
練馬区民72万人のうち、3割(21万人)が羽田新ルートの騒音の影響を受けることが判明した。
ちなみに、練馬区の昼間人口605,084人(2015年国勢調査)は、常住人口(721,722人)の0.83倍。昼間人口のほうが若干少ない。
※本試算には慎重を期しているが、データの精度について保証するものではない。これらの情報をあなたが利用することによって生ずるいかなる損害に対しても一切責任を負うものではない。念のため。