都内の民泊で覚醒剤を製造したとして、アメリカ人の男が逮捕された。
民泊絡みの覚醒剤事件は昨年6月にも摘発されている。このときの容疑者は日本人の音楽プロデューサーらだった。
民泊が薬物に汚染されている……。
都内民泊で覚醒剤製造(日テレNEWS24)
都内の民泊で覚醒剤を製造したとして、アメリカ人の男が逮捕された。容疑者は豊島区の民泊を宿泊場所に、港区と大田区の民泊を製造拠点にしていたという。
都内民泊で覚醒剤製造 50億円分押収
都内の民泊で覚醒剤を製造したとして、アメリカ人の男が逮捕された。
覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されたのは、アメリカ人のホアン・マシュー容疑者(25)。警視庁によるとホアン容疑者は去年12月、都内の民泊で覚醒剤を製造した疑いがもたれている。不純物が混じった覚醒剤を鍋などの調理器具を使って加工し、純度を高めていたという。
ホアン容疑者は豊島区の民泊を宿泊場所に、港区と大田区の民泊を製造拠点にしていたという。(以下略)
(日テレNEWS24 3月27日)
事件の舞台となった豊島・港・太田の民泊
今回事件の舞台となった3区内のAirbnb登録件数は、豊島区(1,538件)、港区(1,305件)、大田区(577件)。特に豊島区と港区のAirbnb登録件数は23区内でも1千件を超える第2グループに属する多さ(次図)。
「全国Airbnb登録件数6万件(前月比▲0.1%微減)」より
民泊を悪用した犯罪は11件目
民泊絡みの覚醒剤事件は昨年6月にも摘発されている。このときの容疑者は日本人の音楽プロデューサーらだった(民泊で初の違法薬物事件!)。
民泊を悪用した犯罪で報じられた事件は、これが11件目。
盗撮、窃盗、空き巣、性的暴行、覚醒剤密輸、不正出金。住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行されると、このような犯罪は防げるのか。あるいは世間が事件慣れして、ニュースバリューがなくなっていくのか……。
これまでに報じられた事件は次の10件。
- 18年3月 東京:マレーシア人男女逮捕!池袋の民泊を拠点にクレカ詐欺
- 18年3月 東京:台湾出身の男2人逮捕!世田谷の民泊でクレカ偽造
- 18年2月 大阪:大阪の民泊で女性監禁容疑、米国籍の男逮捕
- 18年1月 東京:民泊を拠点に空き巣か、自称“韓国籍”の男2人逮捕
- 17年11月 大阪:盗撮目的のヤミ民泊容疑!大阪府警が会社員男送検
- 17年10月 東京:民泊拠点の韓国人窃盗グループ
- 17年9月 京都: 民泊拠点に空き巣容疑 韓国の2人追送検
- 17年7月 福岡:”安全神話”に一撃!? 民泊の女性に性的暴行容疑
- 17年6月 東京:民泊で初の違法薬物事件!
- 17年5月 東京:台湾人らが無許可民泊拠点に不正出金