今週発行された「SUUMO新築マンション首都圏版」7月21日号の特集は、「パン&総菜 美味しい街」。
新型コロナ感染拡大の影響で新築マンションの販売が苦戦しているところに、遂にマンションとは関係のない特集を打ち出し始めたのかと思いながら、奥付に記載された「Staff」の一覧を見ていてあることに気が付いた。
企画担当者に変化が……。
(「SUUMO新築マンション首都圏版」7月21日号)
女性活躍社会から男性営業社会に逆戻り!?
前号(7月7日号)の企画担当者は女性が2名だったのに、今号(7月21日号)は女性1名に減っている。
それまで男女1名ずつだった企画担当者は、19年4月16日号から女性2名体制となり、リクルート住まいカンパニーは女性活躍社会を先取りしているのかと思っていたら、1年3か月経って女性1名体制となってしまった。
「Staff」の男女数の推移を可視化してみると、女性の人数が減少している一方で、男性の人数が増加している傾向が見られる(次図)。
新型コロナ感染拡大の影響による人員削減なのか。
バックナンバーをひも解くと、1年前(19年7月23日号)の「Staff」36人に対して、今号(7月21日号)のそれは39名だから、むしろ増えている。
「Staff」構成の変化を可視化したのが次図。
1年前との大きな違いは、編集担当者、広告担当者の男性人数がともに増えていることである。
広告収入確保の人員シフト
売上を確保するための「広告担当者」と雑誌の質を確保するための「広告以外の担当者」の人員配置はどのように変化しているのだろうか?
過去5年間の人員配置の変化を可視化したのが次のグラフ。
「広告担当者」の人数が増加する一方で、「広告以外の担当者」の人数が減少する傾向が見られる。
広告収入確保のための人員シフトを敷いてきた結果、営業担当(広告担当)の男性人数が増えてきたということか……。
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