東京新聞の朝刊10月14日(月)13面の「ニュースがわかるA to Z」に羽田新ルートの解説記事が掲載されている(写真)。
羽田新ルートの概要がコンパクトにまとめられている良記事。
特に左下の「課題」に注目したい。
都心周辺の住民はこれまでに経験のない騒音にさらされるのに、「地元の理解」が十分得られているとは言えない状況であることを指摘している。
新ルートの運用開始で、都心周辺の住民はこれまでに経験のない騒音にさらされる。
(中略)
ただ、住民の不安の声は根強く、品川区と渋谷区の区議会は今年三月、ルートの見直しを求める決議や意見書をともに全会一致で採択した。
石井啓一前国交相は同四月の衆議院国土交通委員会で「理解を得る『地元』には地方議会も含まれる」と答弁している。国交省が運用開始の条件とする「地元の理解」が十分得られているとは言えない状況だ。
東京新聞は、国交省の言い分を垂れ流している読売とは対極のスタンス。
朝日新聞はといえば、17年以降、羽田新ルート問題をほとんど報じていないので(次図)、たちが悪い。朝日が羽田新ルート問題をほとんど報じないのは、東京五輪のオフィシャルパートナーだからなのか……。