羽田新ルートによる騒音や不動産価値への影響などが気になる人のために、自分が住んでいる場所の騒音レベルを簡単に知る方法をご紹介。
※調査対象は羽田新ルートのうち、着陸ルートのみ(離陸ルートは対象外)。
以下、某私邸(渋谷区富ヶ谷1-30-29)を例に説明する。
STEP1:羽田新ルートからの水平距離を知る
まず、自分の住んでいる場所が南風時着陸ルートからどのくらい離れているのかを調べる。
南風時着陸ルートのグーグルマップにアクセスし、右上の検索欄に住所を入力する(次図)。
※本マップは国交省が公開しているデータをもとに筆者が作成した。詳細は、「羽田新飛行ルート直下の地域かどうか、簡単に知る方法」参照。
グーグルマップの左下に表示されている縮尺(100m)を目安にして、画面に定規を当るなどして、某私邸と着陸ルートとの水平距離を推定する(次図)。
※某私邸は着陸ルート直下から約350m離れていることが確認できる。
STEP2:羽田新ルートの飛行高度を知る
次に、某私邸の近くを通過する着陸ルートの飛行高度を調べる。
国交省が運営しているサイト「羽田空港のこれから」に公開されている「新飛行経路」情報にアクセスする(次図)。
某私邸は渋谷区に位置しているので、「渋谷区【PDF】(998KB)」を開く(次図)。
※某私邸の近くを通過する着陸ルートの飛行高度は750mであることが確認できる。
STEP3:自分が住んでいる場所の騒音レベルを知る
上記で調べた、羽田新ルートからの水平距離(STEP1)と飛行高度(STEP2)から、自分が住んでいる場所の騒音レベルを調べる。
羽田新ルート直下からの水平距離と騒音レベルの関係(飛行高度別)を次図に示す。
羽田新ルート直下からの水平距離350mと飛行高度750m(紫色)の交点から、某私邸の騒音レベルは71dBであることが確認できる。
※上記グラフは、国交省が公開しているデータをもとに筆者が独自に作成。詳細は、「「新飛行ルート問題」騒音の影響を地図化してみた」参照。
「ザックリでいいから、もっと簡単に騒音レベルを知りたい」という方は、「飛行ルート周辺の騒音マップを描いてみた」参照。
※本資料の作成には慎重を期しているが、精度について保証するものではない。これらの情報をあなたが利用することによって生ずるいかなる損害に対しても一切責任を負うものではない。念のため。
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