不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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『マンションを買うなら60m2にしなさい』(ダイヤモンド社)

不動産ひと筋30年。1万2千人と面談し、成約件数は千件以上という不動産コンサルタント後藤一仁氏の新著『マンションを買うなら60m2にしなさい』ダイヤモンド社(19/2/28)を読了。

センセーショナルなタイトル。「家を買うなら、70~80m2以上の広さは必要」といった価値観に縛られてはいけないという。


もくじ

マンションを買うなら60m2にしなさい

60m2は売りやすく、貸しやすい

60m2は70~80m2に比べ、価格が手頃なのに加え、途中で売ることや貸すことになった場合でも、”守備範囲が広い”ことから「売りやすく、貸しやすい」という。

なぜ「60m2」なのか?
 60m2はさまざまな側面から見て最も無駄がありません。70~80m2に比べ、価格が手頃なのに加え、途中で売ることや貸すことになった場合でも、”守備範囲が広い”ことから「売りやすく、貸しやすい」のです
 入居を希望する人たちは「夫婦2人」から「子ども1人の夫婦」に加え、「夫婦と小さな子ども2人」、「シニア」、「1人暮らし」、「兄弟姉妹」、「母子または父子家庭」などと、非常に幅広いのです。自ら住む層だけではなく、「不動産投資」や「相続税対策」などの需要もあります。そして今後、「広い家」を必要とするフアミリー層はどんどん減りますが、「1人暮らし世帯」「夫婦のみ世帯」は逆に増えていきます。(以下略)

(9-10/はじめに「60m2論」とは?)

※著者の経験だけでなく、SUUMOにも「50~60m2台のコンパクトマンションを選ぶ人も増えている」という記事がある。

新築も中古も高すぎて、コンパクトマンション(=狭小マンション)を選択せざるを得ない”ウサギ小屋水準”の日本の住宅事情が悲しい……。

品川は資産性に最も優れる街の1つ

品川エリアのリセールバリューは極めて高く、資産性に最も優れる街の1つだという。

品川エリア(品川駅)
 再開発によるさらなる利便性の向上が期待されるのは「品川」駅界隈です。
 品川駅がリニアモーターカー(リニア中央新幹線)の始発駅になることが決定しているほか、隣駅「田町」との間に2020年高輪ゲートウェイ駅が開業します。現時点でも、乗降者数が100万人近くと、駅力がとても強い駅ですが、今後さらに開発が加速し利便性が増します。品川エリアのリセールバリュー(購入したものを売るときの価値)は極めて高く、資産性に最も優れる街の1つと言えます。(以下略)

(P83-84/第2章 60m2の「お宝物件」の探し方)

※「第2章 60m2の「お宝物件」の探し方」には、品川だけでなく、目黒や麻布、広尾など、これからも見据えたおすすめエリアが紹介されている。紹介されているいくつかのエリアの上空には羽田新ルートが設定されているのだが、そのことにはまったく触れられていないので、要注意だろう。
⇒「【保存版】羽田新飛行ルート直下の地域かどうか、簡単に知る方法」参照。

売却時は原則的にリフォームすべき

売却時にリフォームすることで、予定より300万円以上高い価格で売れたケースもあったという。

売却時は原則的にリフォームすべき
(前略)例えば、築15年で70m2以内の3LDKくらいの場合、全体のクロス交換や、障子、襖、畳などの交換、キッチン・洗面脱衣室・トイレの床のクッションフロアの交換、全体のハウスクリーニングを行っても、業者にもよりますが40万円前後でできます。そしてこれにより、予定より300万円以上高い価格で売れたケースもあります。 (以下略)

(P228-229/第4章 1円でも高くマンションを売る方法)

※売却するときには多少のお金をかけてもリフォームしたほうが、高く売れるというのは、よく聞く話だ。

では、みんなはどのくらいリフォームにお金を掛けているのか。チョット古くなるが、リクルート住まいカンパニーが17年1月23日に発表した「2016年 リフォーム実施者調査」が参考になるかもしれない。
⇒「中古マンションのリフォーム、どれくらい費用を掛ければいいのか?

本書の構成

5章構成。全263頁。

はじめに「60m2論」とは?
第1章 今、損しないマンションの「3条件」
第2章 60m2の「お宝物件」の探し方
第3章 「迷い」がなくなる賢い買い方
第4章 1円でも高くマンションを売る方法
第5章 命と資産を守る! 安全なマンションの選び方

マンションを買うなら60m2にしなさい

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2019年6月1日、このブログ開設から15周年を迎えました (^_^)/
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