工事の請負代金が500万円未満であれば、建設業の資格がいらない。
だから多くのリフォーム事業者は、建設業許可を取っていない。
有象無象のリフォーム業者にボラれないよう、中古マンションのリフォーム(リノベーション)には、どれくらい費用を掛ければいいのか把握しておきたいところだ。
リクルート住まいカンパニーが1月23日に発表した「2016年 リフォーム実施者調査」が参考になる。
首都圏・東海圏・関西圏の20歳以上の男女で、「300万円以上のリフォームを3年以内に実施した人」を対象に実施されたネット調査。
戸建てとマンションが調査対象となっている。マンションに着目し、2013年以降に発表された過去のデータも含めて整理してみた。
築何年くらいでリフォームするのか?
最も多いのは「20~30年未満」でリフォームを実施しているマンション(35%)。
「10年未満」の築浅マンションのリフォームは1割に満たない。
リフォーム費用の相場は?
最も多いのは「300~500万円未満」で約6割。
「1,000万円以上」のマンションリフォームは1割に満たない。
※上図は、首都圏だけでなく、東海圏と関西圏も含めた平均値であることに要留意。
どこをリフォームすればいいのか?
マンションリフォームで多い場所は次の5つ。
( )内の数字は2016年の調査結果。複数回答あり。
- トイレ(78.9%)
- 台所(77.2%)
- 浴室(73.1%)
- 洗面室(70.8%)
- リビング(66.1%)
2013年に多かったダイニング(台所)のリフォームは、その後は6割以下にとどまっている。
子供部屋のリフォームは約3割。寝室や和室よりも低い。