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区内ホームレス(21年夏期)、最も多い区は?

東京都は11月25日、「令和3年夏期 路上生活者概数調査の結果」を公表。


もくじ

夏期・昼間の路上生活者62人減(都発表)

東京都は11月25日、「令和3年夏期 路上生活者概数調査の結果」を公表。

本年1月と比べて、都内の路上生活者数が62人減ったという。

調査結果(概要)

今回の調査で確認した令和3年8月時点での東京都の路上生活者数は、800人でした。このうち、都・区市町村等の調査による人数は497人(区476人、市町村21人)、国土交通省の調査による国管理河川の人数は303人でした。令和3年1月の調査結果と比べると、合計で62人の減となりました。

毎年8月と2月に実施している都の調査。8月と2月との差をもって62人の減としたことに違和感を覚える。都が実施している調査は平日の昼間の時間帯だから、暑い8月と寒い2月とでは”ホーム”に滞在する条件が異なるからだ。なぜ、昨年の8月との差77人減をアピールしなかったのか?

まあ、それはさておき、都の公表データ通りだとすれば、いわゆるホームレスは年々減少していることになる(次図)。

ホントにそうなのか? この夏はコロナによるホームレスの増加はなかったのか……。

※ホームレス問題を研究している市民団体ARCH(アーチ)は16年以降、夏と冬、東京都と違って夜間の調査を実施していたのだが、残念ながらコロナの影響で20年夏は従来のような本格調査が実施されなかった。

都内の施設別の路上生活者数の推移

 

市区町別や施設別(公園・道路・河川・鉄道・その他)に、路上生活者の概数が表形式で公開されているので、23区を中心にさらに可視化してみよう。

路上生活者、河川敷減少するも公園は維持

河川敷の路上生活者は大きく減少する一方で、公園の路上生活者は18年度以降あまり減っていない。

都内の男女別の路上生活者数の推移(8月)

 

女性の路上生活者は男性よりも一桁以上少ないとはいえ、40人前後で推移しているのは気になるところ。20年度と比べて21年度に2人増えたのはコロナの影響なのか、誤差の範囲なのか……。

都内の男女別の路上生活者数の推移(8月)

1位新宿、2位渋谷、3位墨田

路上生活者数は、新宿区(88人)がダントツ。次いで渋谷区(67人)、墨田区(43人)、台東区(34人)の順(次図)。

路上生活者の概数(21年8月)

 

都が過去に公表したデータもひも解き、路上生活者が多い上位5区の変化を確認してみた(次図)。

新宿区の路上生活者は17年度以降、年々減少しているがまだ88人。かつて路上生活者が最も多かった台東区では、大きく減少し、墨田区を下回っている。

都内の区ごと路上生活者数の推移(8月) 上位5区

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