増税メガネは岸田総理の専売特許ではない。元祖増税メガネは、空からあなたの資産を監視しているのだ。
固定資産税調査のセスナが8機、元旦の朝から首都圏上空を飛び回っていることをご存じだろうか。こっそりと増築したつもりでも、空撮によりあなたの不動産は丸裸にされているのである。
元旦午前中、セスナ8機が飛び回っていた
飛行経路が確認できるFlightradar24で調べて見ると、8機のセスナが特定のエリアをなめるように飛行している様子が分かる(次図)。
(flightradar24 24年元旦11時現在)
なぜ、多くの国民が寛いでいる元旦に小型機が飛び回っているのかご存じだろうか。
「航空写真を活用した固定資産の現況調査の推進について(平成5 年 6 月22 日自治評第 26 号各都道府県総務部長、東京都総務・主税局長宛て自治省税務局資産評価室長通達)」以降、多くの自治体が空中写真撮影を活用した固定資産の調査を実施している。
評価替えの基準日は1月1日なので、この時期に空中撮影が集中するというわけだ。
空撮による固定資産調査結果が大きな収入源につながっている大都市圏では、年末年始の恒例行事となっているのである。
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