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川崎ルート|県公表の航空機騒音データを可視化※随時更新

南風時にB滑走路から出発する「川崎ルート」では、1時間当たり20回(3分ごと)の頻度で、航空機が川崎区上空を通過することになっている。

神奈川県は、年4回、6地点で1週間から2週間の騒音測定を実施し、県のホームページで公表している。

※投稿20年11月13日(更新22年1月18日


もくじ

川崎ルートとは

南風時の15時から19時(うち3時間)、B滑走路から出発する「川崎ルート」では、1時間当たり20回(3分ごと)の頻度で、航空機が川崎区上空を通過することになっている。

川崎ルートで問題になっているのは、飛行騒音もさることながら、コンビナートへの落下物・墜落事故のリスクである。

B滑走路出発ルート
FAQ冊子v6.2」の飛行経路図(P107)に、筆者が紫色文字と機影を追記

県民は公表結果にアクセスできる!?

神奈川県は、年4回、6地点で1週間から2週間の騒音測定を実施し、県のホームページで公表している(次図)。

ただ、トップページで周知しているわけでもなければ、広報紙「県のたより」にも掲載されていない。ホームページの階層の奥深いところに埋もれている情報にアクセスできる神奈川県民はどのくらいいるのだろうか

羽田空港の新飛行経路の飛行に伴う航空機騒音モニタリングについて

県公表の航空機騒音データを可視化

神奈川県が川崎ルート周辺で騒音をモニタリングしている測定局は、次の6か所(次図)。

  • 殿町小学校
  • 川崎区役所大師分室(~20年度)
  • 東門前小学校(21年度~)
  • 臨港消防署千鳥町出張所
  • 自動車税管理事務所川崎駐在事務所
  • 川崎市環境総合研究所
  • 川崎生活環境事業所

川崎ルート Google マップ
川崎ルート Google マップ

 

これまでに公表された時期と測定対象月は次の通り。

これまでに公表された騒音データを可視化したのが次図。

最大騒音レベル(神奈川県測定データ)

筆者コメント

※新しい順

  • 21年度第1期(21年6~8月)
    • ただでさえ計測日数が少ないのに、殿町小学校のデータは4日分しかないので(1日欠測)、実態を的確に把握できているのかどうか。
  • 21年度第1期(21年4~6月)
    • 測定局が1か所変更になった(川崎区役所大師分室から北に約450m移動した東門前小学校)。飛行高度が低くったぶん、騒音値が上昇。最大値70~75dBは小学校の騒音環境としてはよろしくない
    • 1年前と比較して、全ての測定局において、測定回数(≒騒音発生回数)が著しく増加している(次図)。

      測定回数の経年変化(神奈川県測定データ)

    • 国交省が公表している「羽田空港新飛行経路に係る航空機騒音の測定結果」を見てみると、羽田小学校(東門前小学校の北東方向に約1.7kmに位置する)で測定された騒音発生回数(≒騒音測定回数)は、20年4月から同年6月にかけて極めて少ない時期であったことが確認できる。

      騒音レベルの発生回数の月次変化 (B滑走路出発ルート)

  • 20年度第4期(21年1~2月)
    1月の南風時運用は2回(1/9、16)だったことから、殿町小学校と川崎区役所大師分室のデータは1日分しか取れていない。また、環境総合研と生活環境事業所のデータは「なし」となっている。公表までに5か月も時間を要したことと合わせて、黒岩知事のコメントが求められる。
  • 20年度第2期(20年7~8月)
    川崎ルート直下から約1.2km離れた殿町小学校の最大騒音レベルは80dBを超えている。また、円の大きさから、20年度第1期(20年4月~6月)よりも20年度第2期(20年7月~8月)のほうが、航空機騒音が測定される回数が増えていることも分かる。
  • 羽田空港B滑走路から川崎市方面に離陸する航空機があった日のみ、結果を掲載しています。
  • 測定回数及び最大値は、各測定地点において測定された航空機騒音のうち、B滑走路から離陸した航空機に由来すると推定される航空機騒音の測定回数と最大値になります。

(測定結果「備考」より)

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