国交省は情報提供の一環として、「羽田空港のこれから」というサイトで、メールフォームによる問い合わせを行っている。
いまこのメールフォームがとんでもない事態になっている。
2月3日からメールを送信できない状況が発生しているというのである。
2月3日より、一部の通信機器から、メールを送信できない状況が発生しています。
ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。
現在、原因調査に当たっておりますので、復旧まで今しばらくお待ち頂ますようお願い申し上げます。(以下略)
こんな状況を19日間も放置しておいては(2月21日現在)、「国交省は本気で住民からの問い合わせに答えるつもりなどあるのだろうか」と疑念を持たれても仕方があるまい。
「お電話でも承っております」と代替手段をアピールしているが、これがトンデモ電話であることを知る人は多くないだろう。
かつて筆者が電話相談窓口に問い合わせたところ、なかなかつながらないうえに、出てきた担当者はマニュアルに書かれていること以外は答えられず、その都度、実情を知っている人に確認を求めるものだから時間がかかるだけでなく、電話代も馬鹿にならなかった。
ナビダイヤル(NTTコミュニケーションズが提供する電話の付加サービス)を使っているので、20秒で10円課金されるからである。
※詳しくは、「使えない電話窓口」参照。
国土交通省ホットラインステーションからも意見を送付するにしても、結局は国交省の”情報提供努力"のエビデンスのための肥やしになるだけなのだが。
※詳しくは、「羽田新ルート|「皆さまから寄せられたご意見」を読む人はいるのか… 」参照。
国交省は、実機飛行確認のクレーム対応で、メールフォームの不具合にまで気が回らなかったのか……。