東京23区で百人町1丁目・2丁目(新宿区)と同じくらい多くの外国人が住んでいる地区は清新町1丁目(江戸川区)。
同地区では外国人の人口がどのように増えているのか……。
清新町1丁目の外国人人口4位、増加6位
東京23区で外国人人口が1千人超の地区15か所のうち、第4位に清新町1丁目(江戸川区)が入っている。
- 外国人人口/人口総数(外国人の割合)
- 1位:新宿区大久保2丁目 2,650人/8,442人(31.4%)
- 2位:新宿区大久保1丁目 1,703人/4,402人(38.7%)
- 3位:新宿区百人町2丁目 1,598人/5,004人(31.9%)
- 4位:江戸川区清新町1丁目 1,504人/10,480人(14.4%)
- 5位:新宿区百人町1丁目 1,495人/4,443人(33.6%)
また、過去5年間で外国人の人口が増えた地区としても、清新町1丁目が6位に入っている。
- 1位:新宿区大久保2丁目 634人(2,016⇒2,650)
- 2位:新宿区高田馬場4丁目 540人(450⇒990)
- 3位:新宿区百人町1丁目 465人(1,030⇒1,495)
- 4位:新宿区大久保1丁目 443人(1,260⇒1,703)
- 5位:新宿区北新宿1丁目 423人(896⇒1,319)
- 6位:江戸川区清新町1丁目 392人(1,112⇒1,504)
※詳しくは、「東京23区で外国人が多く住んでいる場所はどこか?」参照。
江戸川区清新町1丁目(Google マップ)は、荒川と中川との合流点の東岸にある埋め立て地。UR都市再生機構の分譲や賃貸の高層マンション(というか団地)が立ち並ぶ地域。
外国人の人口がどのように増えているのか確認してみよう。
外国人の占める割合は10年間で5%から14%へ
清新町1丁目の2005年・2010年・2015年の人口推移を可視化したのが次の図。
この10年間で、日本人が2,060人減少する一方で、外国人(中国人とは限らない)は938人増加。その結果、外国人の占める割合は4.9%から14.4%に上昇した。
UR都市機構の分譲・賃貸マンション(団地)が外国人の受け皿になっているようだ。
【ノウハウ】町丁名別の外国人人口を調べる方法
江戸川区のホームペーに町丁名別の世帯と人口データが公開されているが、残念ながら日本人と外国人を合算した世帯と人口しか開示されていない。
そこで、国勢調査の「小地域集計」の第3表「年齢(5歳階級)、男女別人口、総年齢及び平均年齢(外国人―特掲) -町丁・字等」データを用いることにした。「小地域集計」であれば、東京23区に限らず、全国の町丁名別の外国人人口を調べることができる。
※国勢調査>小地域集計>東京都(2005年|2010年|2015年)