民泊新法(住宅宿泊事業法)が18年6月15日に施行されて1年8か月が経過。
中国版Airbnb(中国系民泊仲介サイト)の表示件数はどのように変化したのか? 定点観測結果(2月20現在)を可視化してみよう。
ざっくり言うと
【サイト別の表示件数】途家、新型肺炎の影響(?)で3割減
中国版Airbnbの主なサイトは、「住百家(ジュバイジァ)」「自在客(ジザイキャク)」「途家(トゥージァ)」の3つ。
※経営危機で18年7月9日に上場廃止となった「住百家」サイトにアクセスできなくなった(19年3月20日以降)。
東京・大阪・京都における各サイトの表示件数の推移を次図に示す。
3つのサイトとも、住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行日(18年6月15日)に向けて激減。その後、途家だけが驚異的に回復。1月20日に4万件(38,220件)に迫っていたのに、この1か月間で3割余り減少して2.6万件(26,340件)に。
春節の7連休(1月24日~30日)へ期待が、新型肺炎の影響で一気に萎んだということなのだろうか……。
※【メモ】住百家は19年3月20日以降の件数はゼロ(以下、同じ)
【地域別の表示件数】1か月間で大阪・東京ともに3割減少
東京・大阪・京都における3つのサイトの合計表示件数の推移を次図に示す。
住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行日(18年6月15日)に向けて激減。その後、急激に回復し、1月20日には大阪1.6万件、東京1.5万件だったのに、この1か月間で大阪・東京ともに3割減少。
※【メモ】同じ物件が複数のサイトに重複して登録されている可能性があるので、3つのサイトの表示件数の合計が東京・大阪・京都に存在する物件数の合計を意味しているワケでない。念のため。
【サイト・地域別の表示件数】途家の落ち込みが際立つ
サイト・地域別の表示件数の推移を次図に示す。
この1か月間での途家の落ち込みが際立っている。
あわせて読みたい