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羽田新ルート|国の予算編成(2020年度)に対する東京都の提案要求

東京都は11月21日、「令和2年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求」を公表。

259頁からなる「冊子」と68頁からなる「冊子(抜粋版)」の2種類。

令和2年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求


もくじ

国への提案要求内容

「羽田国際空港の機能強化 」対して、国への提案要求内容が掲載されていたので(次図)、抜粋しておこう。

令和2年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(羽田国際空港の機能強化)
(抜粋版 P2-3)

具体的要求内容

  • (1)※省略

  • (2) 新飛行経路運用開始決定後も、情報提供については、継続的に説明会を開催する等、地元への丁寧な情報提供と意見聴取に努めること。

    安全対策については、引き続き万全を尽くし、落下物対策の強化に向けて、平成 30 年9月に策定された落下物防止対策基準の充実や安全対策の取組に関する情報提供の充実に努めること。

    騒音対策については、低騒音機の導入促進を図るとともに、防音工事助成の円滑な実施に努めること。

    また、新飛行経路に関連した騒音測定局の増設を行うなど、騒音影響に関する監視及び情報提供に取り組むこと。

    さらに、羽田空港の機能強化に対する関係区市の意見への回答に沿うよう、引き続き丁寧かつ真摯に対応すること

  • (3)長期的な航空需要の増加に対応するため、東京 2020 大会開催以降の方策など、更なる機能強化についても検討を進めること
    なお、検討に当たっては、空港機能と港湾機能が共存できるよう配慮すること。

「更なる機能強化」の検討を国に要求した意味

「具体的要求内容」のなかで、最も気になったのは、(3)の「東京 2020 大会開催以降の方策など、更なる機能強化についても検討を進めること」のくだり。「更なる機能強化」と言われても、多くの都民にはピンとこないだろう。

「更なる機能強化」とは、第5滑走路(E滑走路)増設計画のことを指している。都議会定例会(19年9月9日)で東京都技官は「都が滑走路の増設に向けて国と協議に着手する方針であるという事実はございません」と、読売記事「羽田滑走路 増設協議へ…都と国 機能強化へ5本目」の火消しに回っていたが……。

東京都が19年8月22日に公表した「『未来の東京』への論点」のなかにも、「第5滑走路」という文言は出ていないものの、「羽田空港の更なる機能強化」が謳われている(都の長期戦略に「羽田空港の更なる機能強化」)。

国の予算編成(2020年度)に対して、都は「羽田空港の更なる機能強化」という表現で第5滑走路増設をしっかり要望しているのである。

第5滑走路(E滑走路)は、工事費6,200~9,700億円程度、工事期間10~15年程度(地域との合意、関係者調整、環境アセスメントに必要な期間を除く)とされている。第5滑走路(E滑走路)が運用されると、明治神宮外苑を南下して、青山一丁目、国立新美術館、六本木ヒルズ毛利庭園、麻布十番、三田の慶応、品川埠頭の上空を通過することになる(羽田新ルート|次は第5滑走路の増設!? )。地域の住民には、第5滑走路(E滑走路)の悪夢が待っている……。

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