公益社団法人東京青年会議所豊島区委員会の主催で4月19日夜、「豊島区長選挙 公開討論会」が開催された。
豊島区長選挙 公開討論会(概要)
日時:4月19日20:30~21:50
討論会は約80分(20:30~21:50)。YouTubeで生配信された動画は、録画で視聴することができる。
候補者3人の政策については、政策比較表として閲覧できる。
登壇者:ファシリテーター+立候補者3人、1人欠
- ファシリテーター:柴田佳佑氏(弁護士)
- 立候補者 ※50音順
- 神沢和敬氏
- 高際みゆき氏
- 永野裕子氏
※鈴木和夫氏(無所属、不動産管理業、71歳)は不参加。不参加理由は不明。
討論会の構成:4つのテーマ(クロストーク含む)など
討論会80分の構成は以下の通りだった。
- 自己紹介(立候補の背景や最重要施策を含む)@2分
- 4つのテーマ討論(クロストーク含む)
テーマごとに、1人1分30秒述べた後、クロストーク(質問@1分、回答@1分30秒。見解補足の場合@1分30秒)
文化を基軸としたまちづくり
教育・子育て
高齢者にやさしいまちづくり
安全・安心なまちづくり
- 豊島区学生からの事前質問:「たばこ」
1人1分30秒述べた後、クロストーク(質問@1分、回答@1分30秒。見解補足の場合@1分30秒)- アピールタイム@2分
雑感
渋谷・江戸川区長選討論会と比べ、至極まとも
最近開催された2つの公開討論会(渋谷区長選、江戸川区長選)と比べて、今回の豊島区長選討論会は至極まともであった。
討論会を主催している東京青年会議所の経験値が上がっていることもあるのだろうが、なによりも今回の3候補者がまともであったことの影響が大きい。どのテーマについても、至極まともにかつ活発に意見が交わされていた。
ただ、永野裕子氏の説明にほぼ毎回、自己PRが含まれている点には引っかかった。区議を5期、区議会副議長も務めていると、普通の社会人の感覚から外れてきているのではないか。区議としての実績PR作戦は、区長としての能力の証というよりも、自分ファーストの証になってしまったのではないか。
羽田新ルート問題取り上げられず
取り上げられた4つのテーマ(文化を基軸としたまちづくり、教育・子育て、高齢者にやさしいまちづくり、安全・安心なまちづくり)には、羽田新ルート問題は設定されていなかった。たしかに豊島区全体で考えると、羽田新ルート問題は4つのテーマに劣後するのかもしれない。
時間的制約があるなかで、神沢和敬氏が羽田新ルート問題に触れなかったのはやむなし。
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