公益社団法人東京青年会議所 江戸川区委員会の主催で4月16日(日)夜、「江戸川区長選挙 公開討論会」が開催された。
江戸川区長選挙 公開討論会(概要)
日時:4月16日(日)20:00~20:50
討論会は約50分(20:00~20:50)。ニコニコ動画で生配信された動画は、録画で視聴することができる。
候補者2人の政策については、政策比較表として閲覧できる。
登壇者:ファシリテーター+候補者2人
- ファシリテーター:岡田幸夫 氏(東京青年会議所 江戸川区委員会)
- 候補者
- 斉藤猛氏(現職1期)
- 瀬端勇氏(共産区議10期)
討論会の構成:共通質問(2問)、クロストークなど
討論会50分の構成は以下の通りだった。
- 自己紹介 @3分
- 共通質問
- 第1優先政策について
持論@3分
質疑:質問1分、回答3分- 子育て・社会保障←視聴者投票により決定
持論@2分- クロストーク(1人4回まで)
※「持論の補強」の場合:@2分、
他候補への質問の場合:質問@30秒、回答@1分30秒- ラストメッセージ @2分
雑感
主催者のセンスを問いたい
日曜のNHK大河ドラマの時間帯にぶつけてきた主催者のセンスを問いたいことに加え、共通質問の2問目を視聴者投票で選ばせる方法を採用したことにも疑問を呈したい。4択からの投票結果は次のように、「教育・子育て」と「社会保障」が同率になった。
- 教育・子育て:35.0%
- 災害対策:25.0%
- 社会保障:35.0%
- コロナ対策:5.0%
いまさら「コロナ対策」を聞いてどうする。ここは「羽田新ルート」にしてほしかった。
そもそも、投票者数が開示されていないので、%だけ示されても説得力に欠ける。投票者は、大河ドラマを見ない若年層からだったのか……。
瀬端氏(共産)、白票との闘いになるのか
瀬端勇氏(共産)が区長選告示日(4月16日)の8日前(4月8日)に出馬表明したことは高く評価したい。都や国と一戦交えるような事案に立ち向かう根性もなければインセンティブもない役人上がりの斉藤猛区長に対する批判票の受け皿ができたからだ。
ただ、50分間の公開討論を視聴してみると、様々な問題に対して具体的かつ分かりやすく説明している現職の斎藤区長に軍配が上がるのではないか。区議10期を務めたにしては瀬端氏の説明は見劣りする。せめて羽田新ルート問題に一言でも触れてほしかった。
瀬端勇氏は現職批判票をどこまで受け止められるのか。ひょっとして、白票との闘いになるのか……。
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