公益社団法人東京青年会議所 渋谷区委員会の主催で4月13日夜、「 渋谷区長選挙 公開討論会」が開催された。
渋谷区長選挙 公開討論会(概要)
日時:4月13日20:30~21:50
討論会は約80分(20:30~21:50)。ニコニコ動画で生配信された動画は、録画で視聴することができる。
候補者5人の政策については、政策比較表として閲覧できる。
登壇者:ファシリテーター+立候補予定者4人、1人欠
- ファシリテーター:鏡 晋吾 氏(渋谷新聞 副代表)
- 立候補予定者 ※50音順
- 北浦ゆうこ氏
- 鈴木哲司氏
- 長谷部健氏
- 吉田かよこ氏
※菅原深雪氏は「都合がつかず欠席」(鏡氏の説明)。
討論会の構成:共通質問(3問)、クロストークなど
討論会80分の構成は以下の通りだった。
- 自己紹介と立候補の動機 @2分
- 各候補の重要政策紹介 @3分
- 共通質問
- 教育・子育て @2分
- 地域経済 @2分
- 観光・インバウンド @2分
- クロストーク(1人3回まで)
※「持論の補強」の場合:@2分、
他候補への質問の場合:質問@30秒、回答@1分30秒- ラストメッセージ(各候補者)
雑感
討論会の周知期間が短すぎる!?
北浦ゆうこ氏が理路整然とは話せない人物であることは誰の目にも明らかだが、「土地開発を止めます!」「生活に困っている人を助けます!」といったストレートな物言いは、一定程度の庶民の心の叫びを代弁しているようなところもあるだろう。
最初の「自己紹介」(1人2分以内)で、手元の原稿を訥々読んでいたが、その内容はとてもインパクトがあった。
まず、冒頭に一言。この討論会は明かに不公平です。
2日前の11日に資料が届いたため、準備ができませんでした。
また、今回のファシリテーターは渋谷区長と密接なつながりなる渋谷新聞の人が仕切ること事態は不公平です。JCI(東京青年会議所)の後援に強く抗議します。以上。
今回の討論会が東京青年会議所によって告知されたのは、討論会の前日(12日)13時13分だった。同会議所がツイートしたのは討論会の前々日(11日)11時8分。
北浦氏が指摘したように、討論会の周知期間が短すぎる。菅原深雪氏が「都合がつかず欠席」したのは、周知期間の短さとは関係ないのか。
羽田新ルート問題取り上げられず
「共通質問」で取り上げられた3つのテーマ(教育・子育て、地域経済、観光・インバウンド)には、羽田新ルート問題は設定されていなかった。たしかに渋谷区全体で考えると、羽田新ルート問題は教育・子育てなど3つの問題に劣後するのかもしれない。
1人3回まで「持論の補強」または「他候補への質問」に時間を使える「クロストーク」の場面。ファシリテーターに「まだ各人1回残っていますよ」と発言を促されるほど、時間的に余裕のある討論会だったのに、吉田かよこ氏は羽田新ルート問題に触れなかった。また「ラストメッセージ」でも、吉田かよこ氏が羽田新ルート問題に触れなかった。
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