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住宅着工統計(21年9月)|都内分譲マンション70%減

国土交通省は10月29日、「住宅着工統計(令和3年9月分)」を公表。

ざっくり言うと


21年9月の住宅着工動向について、次のように記されている。

新設住宅着工戸数は73,178戸

  • 前年同月比4.3%増、7か月連続の増加

分譲住宅は 18,855戸
(前年同月比14.9%減、3か月ぶりの減少)

  • マンションは7,251戸(39.4%減、2か月連続の減少

これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう

【全国分譲マンション】前年同月比▲39.4%減

9月は前年同月比▲39.4%減。

「2か月連続の減少」であることが確認できる(次図)。

分譲マンション前年同月比の増減の推移(全国)

【首都圏分譲マンション】前年同月比▲63.8%減

三大都市圏別の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。

分譲マンション着工戸数の推移 (三大都市圏別)
※黒色破線は、多項式(5次)の近似曲線。以下同じ。

上図は季節変動があるので分かりにくい。そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。

首都圏では、前年同月比▲63.8%減

分譲マンション着工戸 数前年同月比の増減 (首都圏)

【都内の分譲マンション】前年同月比▲70.0%減

1都3県の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。

分譲マンション着工戸数の推移(首都圏)

 

上図も季節変動があるので分かりにくい。次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。

都内の着工戸数は前年同月比▲70.0%減

分譲マンション着工戸数 前年同月比の増減 (東京都)

 

各年9月の変化を可視化したのが次のグラフ。

リーマンショックの翌年に匹敵する落ち込み。

分譲マンション着工戸数の推移(東京都)
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