1年前の今頃はマスメディアに露出する場面が少なく、存在感が薄れていた小池都知事。
ところが、新型コロナの感染が拡大するにつれ、連日マスメディアに露出。コロナ禍のもとで知事選を有利に進め、学歴詐称疑惑に係らず圧勝した。
※投稿21年3月1日(更新4月28日)
小池百合子がメディアに露出すると「知事への声」増加
また小池百合子の季節がやってきた
小池都知事がマスメディアを巧妙に利用して、有利な選挙戦に持ち込もうとする流れは、都民の声総合窓口に寄せられた「知事への声」の件数からも観測できる(次図)。
「希望の党結成(17年9月)」「学歴詐称疑惑(18年6月文藝春秋)」「二階俊博幹事長による再選支持(19年3月)」「五輪マラソン札幌市へ(19年10月)」といったイベントが発生するたびに件数が増加しているところへのコロナ禍である。
「知事への声」の件数は昨年の11月以降増加し続けている。
(↓ 更新4月28日:3月分反映)
※20年3月~8月は件数が急増して処理が追い付かず、公表されていない(都民の声課への取材による)。
小池チルドレンは生き残れるか
7月の都議会選挙で、小池チルドレンはどうなるのか。
いち早く泥船を脱出した音喜多駿氏は、北区長選で苦杯をなめたあと、19年7月に日本維新の会公認候補(東京都選挙区)として参院選に当選。
今年の1月には樋口高顕氏が千代田区長への乗り換えに成功している(次図)。
「千代田区長選挙結果」より
2月には都議2名(栗下善行氏2期、石毛 しげる氏4期)が離党し無所属となり、都民ファーストの会東京都議団は46人となった(2月17日現在)。これら自分ファーストな都議は7月の選挙で何人が生還できるのか……。
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