千代田区長選で都ファ推薦候補と自民支援候補が激突。
樋口氏の区長選チャレンジは成功するのか。あるいは、音喜多氏のように区長選チャレンジは、国政に向けた選挙活動の一環なのか。
現職の都ファ議員は……。
#都民ファースト #都議会選挙 #都議選
※投稿21年1月27日
- 追記21年2月16日:栗下善行氏 2/15離党
- 追記21年2月17日:石毛 しげる氏 2/16離党
都議選「前哨戦」の千代田区長選(毎日)
千代田区長選で都ファ推薦候補と自民支援候補が激しくぶつかっていることを報じる毎日新聞の記事。
都議選「前哨戦」の千代田区長選 現職引退で激戦、かつての「ドン」は…
新人4人が立候補した東京都千代田区長選(1月31日投開票)が、今夏に予定されている都議選の前哨戦の様相になっている。
小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」の推薦候補と、都議選で議席奪回を目指す自民が支援する候補が激しくぶつかり、東京で支持拡大を図る日本維新の会も別候補を推薦した。東京23区で最少の人口7万人弱の自治体を舞台に、激しい選挙戦が展開されている。(以下略)
(毎日新聞 1月27日)
区長選チャレンジは、都ファ議員の生き残り戦略!?
都民ファーストの会推薦の樋口高顕氏(38)は、千代田区選出の元都民ファーストの1期議員。京大時代に現知事・小池百合子事務所でのインターンを経験。父親は樋口健史・元警視総監(東大法卒)。
都議の任期を半年残しての区長への出馬で思い出すのは、音喜多駿氏(37)。音喜多氏の場合は、17年10月3日に都ファを離党し、上田都議との2人会派でもめて、新会派「維新・あたらしい・無所属の会」を結成。その後19年3月28日の北区長選挙に「あたらしい党」公認で立候補するも、5期目に挑む現職の花川與惣太(85)に惜敗。19年7月21日の参院選に日本維新の会公認候補(東京都選挙区)として当選。
都ファから2人会派、新しい党で北区長選チャレンジ、日本維新の会で参院選という、なんとも節操のない戦いを経て、議員バッチを手に入れている。
さて、樋口氏の区長選チャレンジは成功するのか。あるいは、音喜多氏のように区長選チャレンジは、国政に向けた選挙活動の一環なのか。
樋口氏の「決意」は民度の高い千代田区民に届くのか。
区民の皆さまとともに、コロナに打ち克ち、区政の刷新と改革を進めるため、身を投じる覚悟です。皆さまの一票を託していただきますよう、心からお願い申し上げます。
羽田新ルート問題に沈黙を貫いてきた都ファ議員48名
7月22日に任期満了を迎える都議会議員は126人(1月24日現在)。うち都民ファースト所属議員は48人。
都議会議員選挙で再び、同じ党名でチャレンジするのか、それとも……。
これまで都議会で羽田新ルート問題に沈黙を貫いてきた都民ファースト議員は48名を以下に列挙しておく。
※以下、行政区順。敬称略。
黄着色議員(16人)は、羽田新ルートが上空を通過する区が選挙区。羽田新ルートを議論する「都市整備委員会」に入っているのは5名。
- 入江のぶこ(1期、港)財政委員会
- 森口つかさ(1期、新宿)都市整備委員会
- 増子ひろき(3期、文京)警察・消防委員会
- 保坂まさひろ(1期、台東)都市整備委員会
- 中山ひろゆき(2期、台東)公営企業委員会
- 成清梨沙子(1期、墨田)財政委員会
- 白戸太朗(1期、江東)総務委員会
- 山内晃(2期、品川)財政委員会
- 伊藤ゆう(3期、目黒)厚生委員会
- もり愛(1期、大田)厚生委員会
- 栗下善行(2期、大田)経済・港湾委員会
(追記21年2月16日)
09年:旧民主党、初当選
13年:日本維新の会、落選
17年:都ファ公認、当選
21年:2/15都ファ離党⇒立憲民主党? - 福島りえこ(1期、世田谷)経済・港湾委員会
- 木村基成(2期、世田谷)総務委員会
- 龍円あいり(1期、渋谷)文教委員会
- 大津ひろ子(5期、渋谷)警察・消防委員会
- 荒木ちはる(1期、中野)警察・消防委員会
- 鳥居こうすけ(1期、杉並)厚生委員会
- あかねがくぼかよ子(1期、杉並)環境・建設委員会
- 本橋ひろたか(1期、豊島)財政委員会
- たきぐち学(2期、荒川)公営企業委員会
- 木下ふみこ(1期、板橋)総務委員会
- 平慶翔(1期、板橋)文教委員会
- 村松一希(1期、練馬)環境・建設委員会
- おじま紘平(1期、練馬)公営企業委員会
- 後藤なみ(1期、足立)経済・港湾委員会
- 馬場信男(1期、足立)公営企業委員会
- 米川大二郎(1期、葛飾)都市整備委員会
- 田の上いくこ(2期、江戸川)文教委員会
- 両角みのる(2期、八王子)文教委員会
- 滝田やすひこ(1期、八王子)経済・港湾委員会
- 増田一郎(1期、立川)環境・建設委員会
- 鈴木邦和(1期、武蔵野)都市整備委員会
- 山田ひろし(1期、三鷹)公営企業委員会
- 森村隆行(1期、青梅)財政委員会
- 小山くにひこ(3期、府中)都市整備委員会
- 藤井あきら(1期、府中)総務委員会
- 内山真吾(1期、昭島)文教委員会
- つじの栄作(1期、小金井)総務委員会
- 佐野いくお(1期、小平)環境・建設委員会
- 菅原直志(1期、日野)経済・港湾委員会
- 桐山ひとみ(1期、西東京)厚生委員会
- 石毛しげる(4期、西東京)警察・消防委員会
(追記21年2月17日)
05年:民主党
09年:民主党
13年:民主党
17年:無所属⇒都ファ
21年:2/16都ファ離党⇒無所属 - 清水やすこ(1期、西多摩)総務委員会
- 石川良一(2期、南多摩)警察・消防委員会
- 関野たかなり(1期、北多摩第一)環境・建設委員会
- 岡本こうき(1期、北多摩第二)厚生委員会
- 尾崎大介(4期、北多摩第三)警察・消防委員会
- 細谷しょうこ(1期、北多摩第四)環境・建設委員会
【追記】千代田区長選挙結果
※追記21年2月1日
千代田区長選は1月31日投開票され、都ファ推薦・国民民主支持の無所属新人の元都議樋口高顕氏(38)が当選。自公推薦の元区議の早尾恭一氏(59)ら無所属新人の3人を破り、23区現役最年少区長となった。
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