コロナ蔓延防止に伴う品川区からの協力要請を受け、羽田問題解決プロジェクト(大村究 代表)主催によるシンポジウム第3弾(4月24日開催)が急きょオンラインに変更になった。
3回のシンポジウムの概要と主催者の活動実績を整理しておいた。
※投稿21年4月19日(更新5月3日)
シンポジウム
第1弾「計画を見直させるために今何をすべきか」19年7月
19年7月19日(金)18:00~21:16、大井町きゅりあん(大井町駅徒歩1分)で開催された。参加費500円(18歳以下無料)。
主催者事務局からの趣旨説明(10分)のあと、航空評論家 杉江弘氏による基調講演(50分)、パネルディスカッション(90分)。
会場はほぼ満席。主催者発表によると、参加者は19区から281名(うちスタッフ29名)。
※詳しくは、「NHKの拡散効果に期待!『都心低空飛行問題シンポジウム』 」参照。
第2弾「羽田問題、解決に動くとき!」19年12月
会場全景(拡大 PDF:339KB)
19年12月3日(火)19:00~21:00、大井町きゅりあん(大井町駅徒歩1分)で開催された。参加費500円(18歳以下無料)。
羽田問題解決プロジェクト代表 大村究氏による現況報告のあと、航空評論家 杉江弘氏(日本航空元機長)の講演、国会議員の挨拶、住民投票条例・行政訴訟の状況報告。
主催者発表によると参加者277名。
※詳しくは、「羽田新ルート運用見直しを求める!『都心低空飛行問題シンポジウム第2弾』」参照。
第3弾「運用開始から1年 新ルートで何が起き、どこへ向かうのか」21年4月
(大場×杉江対談の様子)
※Zoomオンライン
- 開催日時:21年4月24日(土)18:40~21:00
- 主催:羽田問題解決プロジェクト
- 参加費:500円(事前クレジット決済)
- 内容
司会進行:航空機の都心低空飛行に反対する江戸川区民の会 事務局長 藤田直子氏
- 基調報告(羽田問題解決プロジェクト 大村究 代表)【28分】
新ルート運航状況、国交省/国会議員や地方議員/自治体/市民/関連する国内外の団体や航空会社/等の動向、頻発する重大インシデントなどを包括的に整理し、羽田問題の今後を展望する - 講演
大場弘行氏(毎日新聞)「都心低空飛行を繰り返す米軍ヘリと羽田新ルート」【27分】
杉江弘氏(航空評論家)「“固定化させない検討会中間報告"から見えてくるもの」【32分】
大場×杉江対談(上記写真)【14分】 - 市民運動の現場から【24分】
議員発議の条例制定を目指す(品川区民投票を成功させる会 事務局長 井上八重子氏)
羽田増便による都心低空飛行計画に反対する東京連絡会 共同代表 秋田操氏
行政訴訟の報告と訴え(渋谷の空を守る会 共同代表 黒田英彰氏/須永智男氏)
都議選への共同行動呼び掛けなど (豊島の空を考える会 村上典子氏)
- 基調報告(羽田問題解決プロジェクト 大村究 代表)【28分】
参加申し込みは、ライブ配信などを提供しているskyvoiceから。
ちなみに、事務局によれば、参加費500円は事前宣伝用チラシ費用などのほか、今回に限ってはプロによるスタジオ配信費用に使われるとのこと(赤字?)。
申込者数約120名、各地でのパブリックビューイング200名弱(主催者発表)。当日のZoom参加者は最大76名(次図)。
※追記21年5月1日
シンポジウムの内容が4月30日、動画共有サイトVimeoで「都心低空飛行問題シンポジウム第3弾」として公開された。
「羽田問題解決プロジェクト」の主な活動実績
シンポジウム以外の主な活動実績は以下の通り。
※羽田問題解決プロジェクトHPに掲載されている「活動の記録」から、新しい順。
- 21年4月19日:羽田新飛行ルート問題解決に向け、米国バイデン大統領に要請文を提出
- 21年2月22日:デンバー住宅地への部品落下事故を受け、国交大臣へ緊急要請提出(要請文書)
- 20年7月10日:3月29日からの新ルート本番運用を受けた国交省レクと署名提出
(羽田新ルート|超党派議員団主催による国交省との意見交換会) - 20年6月11日:航空局長宛てに「羽田新ルートの有識者専門家会議設置への申し入れ」を提出(結論ありき!? 技術検討有識者会議)
-
20年3月13日:国交省にて羽田新ルート運用一時見合わせ申し入れと、記者会見(ビデオニュース)
- 20年2月13日:日本外国特派員協会で記者会見(YouTube)
- 20年8月8日:国土交通大臣羽田新ルート正式決定の発表を受け、国交省で記者会見(YouTube)
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