レオパレス21が施工した不良物件は8月末時点で2万3000棟超に拡大。
同社発表資料やマスコミ報道情報は数値データの羅列で、全体像が把握しづらいので可視化してみた。
レオパレス施工不良2万3000棟超に(日経記事)
レオパレス21は9月5日、過去に施工したアパートで、新たに1344棟の物件で不備が見つかったと発表した。
レオパレス、新たに不備1344棟 計2万3000棟超に
レオパレス21は5日、過去に施工したアパートで、新たに1344棟の物件で不備が見つかったと発表した。不備が見つかった物件数は合計で2万3483棟(8月末時点)となった。(以下略)
(日経新聞 9月5日)
不良物件の判明状況の推移を可視化
昨年4月に発覚したレオパレス21の界壁施工不備問題。調査結果が日発表されるたびに、不良棟数が増加している状況となっている。なぜなのか?
同社発表資料やマスコミ報道情報は数値データの羅列で、全体像が把握しづらい。
そこで、同社が過去に発表した資料をひも解き、不良物件の判明状況の推移を可視化してみた(次図)。
同社が施工した全3万9085棟のうち、「不備あり」が判明したのは10,458棟(8月末現在)。これとは別に「軽微な不備」は13,406棟(同)。日経が報じた2万3000棟は、「不備あり」と「軽微な不備」の合計なのである。
「未判定」(≒調査中)がまだ7,326棟(全体の18.7%)残っている。今後、さらに施工不良棟数が増加するのか……。