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建築基準不適合!ダイワハウスお前もか…

大和ハウス工業は4月12日、2千棟で建築基準を満たしていないと発表。

防火安全性が不十分な恐れ及び柱の仕様の不適合(賃貸共同住宅200 棟)のうち、73棟は、防火安全性が不十分な恐れがあるとされている。


もくじ

大和ハウス、建築基準適合せず(朝日記事)

大和ハウス工業は4月12日、2千棟で建築基準を満たしていないと発表。

大和ハウス、2千棟で建築基準満たさず 耐火安全性など

大和ハウス工業は12日、同社が建設した戸建て住宅と集合住宅の計2078棟が、耐火安全性や基礎の仕様で建築基準を満たしていなかったと発表した。すぐに退去が必要なケースはないとしているが、一部の住宅については速やかに改修工事をするという。(以下略)

(朝日新聞デジタル 4月12日)

防火安全性が不十分な恐れ73棟

国交省が同日公表した資料によれば、次の不適合住宅を供給したとされている。

  • 廊下を支える柱等が建築基準法や条例の防火基準に不適合のおそれがある共同住宅73棟
  • あらかじめ認定を受けた型式の仕様に適合しない住宅を2,066棟

ダイワハウスが同日発表した資料「戸建住宅・賃貸共同住宅における建築基準に関する不適合等について」(PDF542KB)には分かりやすい表が掲載されている。

防火安全性が不十分な恐れ及び柱の仕様の不適合(賃貸共同住宅200 棟)のうち、73棟は、防火安全性が不十分な恐れがあるとされている(次表ピンク部分)。

防火安全性が不十分な恐れ及び柱の仕様の不適合


また、独立基礎の仕様の不適合は1,878棟(戸建住宅888棟+賃貸共同住宅990棟)あるとされている。

独立基礎の仕様の不適合


改修費用については、賃貸共同住宅 73 棟約1億円は見込んでいるものの、独立基礎の仕様不適合については、未定とされている。

改修工事費用について

今回型式適合認定を受けた仕様に適合せず、防火に関する安全性が不十分な状況となっている賃貸共同住宅 73 棟についての改修工事等の費用につきましては、約 1 億円を見込んでおります。

なお、独立基礎の仕様に適合しない戸建住宅・賃貸共同住宅についての改修工事等の費用につきましては、お客様との協議により変動することが見込まれるため、業績予想の修正等が発生する場合は速やかに公表いたします。

ダイワハウスお前もか…

レオパレスからは一昨日(4月10日)、当初公表件数よりも新たな不備が見つかったと発表があったばかり(レオパレス施工不備問題の進捗状況を可視化)。

まさかダイワハウス工業までが不適合物件を供給していたなんて。今後、不適合件数が増えていくことはないのか。

どうするダイワマン……。

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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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