全日本不動産協会(全日)は、1952年の宅地建物取引業法施行直後に設立された、不動産業界の全国組織である。
その東京都本部が発行する季刊誌『不動産東京』において、「知っておきたい世界の“住まい文化”」と題した見開き2ページの連載を担当している。

不動産東京「2026年新春号」
1月発行の新春号は「ベトナム編」

ベトナムでは、外国人が土地を直接所有することはできない。一方で、共同住宅については最長50年(更新可)の所有が認められている。
ただし、外国人の所有割合には上限がある。コンドミニアム1棟につき総戸数の30%以下、戸建て住宅は1行政区画あたり250戸までと定められている。
こうした制度のもとで整備が進んだ象徴的な物件として、新春号では、東南アジアで2番目の高さを誇る超高層ビル「ランドマーク81」(写真左)と、48階建てのツインタワー「ケンナムタワー」(写真右)を紹介した。
紙幅の都合で掲載できなかった事例の中から、ここでは大規模集合住宅を2件取り上げる。
ヴィンパール・コンドテル・バーフロント
ダナン市中心部に建つ高層コンドテル(ホテル+コンドミニアム)である。
コンドテルは、所有者が利用しない期間に客室として貸し出し、その宿泊収益を得る仕組みを持つ不動産だ。一般的には投資目的で取得されるケースが多い。
日本で言えば、投資型リゾートマンションやホテル併設型コンドミニアムに近い存在である。

Photo by Linhcandng.201.CC BY-SA 3.0.
ヴィンホームズ・タイムズ・シティ
ベトナムの首都ハノイで進められた大規模複合都市開発「タイムズ・シティ」の一角に建つ高層住宅群である。2014年に完成した。
住宅、商業施設、病院、学校が一体で計画されたこの開発は、ベトナムにおける「都市型集合住宅」の完成形の一つといえる。

Photo by Newone.2013.CC BY-SA 3.0.
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