石井国交大臣が8月8日の記者会見で、「地元の理解が得られた」宣言。その15日後(8月23日)には国交省は羽田新ルートに係る「飛行検査」の実施期間を公表。翌日(8月23日)には、朝日・読売・毎日に「飛行検査」の全面広告が打たれた(写真)。
(朝日新聞 朝刊 8月24日12面)
さらに国交省は昨日(8月29日)、新聞の折り込みチラシに「国交省からのお知らせ」として「飛行検査」の案内を出した(次図)。
折り込みチラシが配布されたのは、羽田新ルートが通過するすべての地域。
1.新聞折込チラシ配布地域について
- 東京都:港区、新宿区、江東区、品川区、目黒区、大田区、渋谷区、中野区、豊島区、北区、板橋区、練馬区、江戸川区
- 埼玉県:さいたま市、川口市、戸田市、朝霞市、和光市
- 神奈川県:川崎市
ところが、データの一部に誤り。当日の18時過ぎにすぐさま「お詫びと訂正」記事がアップされた。
【お詫びと訂正】2019年8月29日朝刊にて実施した「飛行検査」に関する新聞折込チラシにおいて、一部誤りがありました。お詫びして訂正させていただきます。
飛行検査機の高度を間違えたとのこと(次図)。
国交省は、来年3月29日の羽田新ルート運用開始に向けて、「丁寧な説明」のアリバイ作りを急ぐあまり、原稿のチェックを怠ったのか……。