2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて、羽田空港の国際線発着回数を増やすため、都心上空を飛行する羽田新ルート計画。
主なポイントをまとめておいた。
騒音影響を受ける区民100万人超
筆者の独自調査によれば、23区のうち羽田新ルート直下から水平距離500m範囲の人口は約109万人。23区の総人口927万人の12%が騒音の影響を受ける可能性が高い。
影響を受ける人口割合が大きいのは渋谷区54%(12万人)と中野区53%(18万人)。次いで、品川区31%(12万人)、港区30%(7万人)、板橋区30%(17万人)、練馬区30%(21万人)。
南風時(年間4割)15~19時のうち3時間、「A滑走路到着ルート(下図の青線)」は1時間当たり14回(4分17秒ごと)、「C滑走路到着ルート(下図の橙線)」は1時間当たり30回(2分ごと)の頻度で上空から騒音が降り注ぐ。
※詳しくは、「騒音影響を受ける区民100万人超」参照。
羽田新ルート直下の地域かどうか、簡単に知る方法
羽田新ルートが通過する具体的な地域名(23区の町丁目)を知るには、「羽田新ルートが通過する地域名(23区の町丁目)」参照。
(↓ 渋谷区の例)
また、あなたが住んでいる場所が羽田新ルート直下にあるのかどうか知るにはグーグルマップを活用した「【保存版】羽田新飛行ルート直下の地域かどうか、簡単に知る方法」参照。
自分が住んでいる場所の騒音レベルを簡単に知る方法
羽田新ルートによる騒音や不動産価値への影響などが気になる人のために、自分が住んでいる場所の騒音レベルを簡単に知る方法をご紹介。
- STEP1:羽田新ルートからの水平距離を知る
- STEP2:羽田新ルートの飛行高度を知る
- STEP3:自分が住んでいる場所の騒音レベルを知る
※詳しくは、「羽田新ルート|自分が住んでいる場所の騒音レベルを簡単に知る方法」参照。
マンション価格への影響は?
飛行高度が低く騒音レベルが高い品川区や港区の中古タワマン相場への影響は顕在化している。それ以外の区の中古タワマン相場への影響は必ずしも見られない。
※詳しくは、「羽田新ルートが不動産価格に与える影響について」参照。
各党のスタンス(推進派・撤回派)
- 自民党・公明党・都民ファースト:羽田新ルートを推進
- 共産党:羽田新ルート撤回が基本スタンス
- 立憲民主党:スタンスを明確にしていない
- 国民民主党:スタンスを明確にしていない
※詳しくは、「羽田新ルート|統一地方選挙、区議会の推進派・撤回派(まとめ)」参照。
「羽田新ルート問題」最新情報