東京都は3月25日、「東京マラソン2019のコース沿道における捨て看板等の共同除却」の実施結果を公表。
実施期間中(19年1月21日~3月2日)、396枚を撤去(うち、385枚は指導に応じ自主的に撤去)。
(実施結果|東京都)
毎年撤去してもすぐに復活するというイタチごっこ状態
東京都は毎年この時期、地元区、道路管理者、警察や都民などと協力して捨て看板の撤去を行っている。
都のホームページに公開されている過去のデータをひも解き、除却(撤去)の推移をグラフにしてみた(次図)。
「立て看板等」は、17年にいったん減少したが、増加傾向にあるようだ。
毎年撤去してもすぐに復活するというイタチごっこ状態。
過料5千円ではなく、100万円の罰金刑で解決!?
都の「屋外広告物等に係る行政処分要綱」では、「繰り返し是正指導等を行った後においても条例違反が是正されない場合又は是正される見込みがないと認める場合に」(第5条)ようやく過料処分の対象となる。
ただし、その場合の過料はたったの5千円(第7条)。この程度のペナルティでは捨て看板はなくなるまい。
条例で過料を引き上げても、上限は5万円(地方自治法第14条)。
100 万円以下の罰金刑にすれば、解決できるのではないか。