国交省が羽田新ルートに係る「情報発信拠点」(パネル展示)を開設するのは、今回の新宿区で28か所目。
じつは新宿区でも教室型説明会が開催されることをご存じだろうか。
新宿区で3回目のパネル展示
国交省が運営しているサイト「羽田空港のこれから」を閲覧していて、1月15日付けで「新宿区における情報発信拠点の開設について」のお知らせが掲載されていることに気がついた。
新宿区役所第一分庁舎1階ロビーで、19年2月4日(月)から2月8日(金)までの5日間、羽田新ルートに係る「情報発信拠点」(パネル展示)が開設される(次図)。
国交省が羽田新ルートに係る「情報発信拠点」(パネル展示)を開設するのは、今回の新宿区で28か所目。新宿区では、今回が3回目。(次表)。
これまで同じ区内で「情報発信拠点」(パネル展示)が3回開設されたのは渋谷区と北区だけだった。
広報紙で「情報発信拠点」(パネル展示)を周知
新宿区はどうしているのかと思って、いつものようにHPをチェックしてみると――
「広報しんじゅく」(19年1月15日号)にオープンハウス型の説明会の案内が掲載されていることが確認できる(次図)。
新宿区HPで教室型説明会の開催をこっそり発信
念のため、新宿区のトップページの新着情報を見てみると、以下、衝撃の事実を発見!(チョット大げさか……)
1月15日付で「羽田空港の機能強化に関する動向について」を表示されていることが確認できる(次図)。
そこで「羽田空港の機能強化に関する動向について」をクリックしてみると、「羽田空港の機能強化」のページに、「区民向け地域説明会の開催について」が埋もれていることが分かる(次図)。
さらに、「区民向け地域説明会の開催について」をクリックすると、「区民向け地域説明会の開催について」が表示される(次図)。
なんと、区内2か所(角筈・柏木地域)で、教室型説明会が開催されるのである(いずれも18時30分~20時)。
- 1月30日(水)角筈地域にお住まいの区民の方
- 1月31日(木)柏木地域にお住まいの区民の方
- ※対象地域の区民の方優先
わざわざ、「対象地域の区民の方優先」と注記されている。会場が一杯になった場合、角筈・柏木地域の住民は参加できないことになるのだが。今後、他の地域でも説明会は実施されるのだろうか……。
以上のように新宿区内2か所で教室型説明会が開催されることは、区のトップページの新着情報の何気ないタイトル「羽田空港の機能強化に関する動向について」に気付いた人が、さらに2回もクリックしないと発見できない建付けになっている。これでは、国交省だけでなく、新宿区長も羽田新ルート問題を区民に周知したくないと思われても仕方がないだろう。
この教室型説明会開催情報にたどり着ける新宿区民はいったい何人いるのだろうか。
羽田新ルートが通過する13区のうち、教室型説明会が実施されることになったのは、品川・渋谷・江戸川に続いて、新宿区が4区目。