アドレスホッパーの名付け親である市橋正太郎氏によれば、「アドレスホッピング」という居住スタイルは、「固定の住居を持たずに転々とする超多拠点生活」と定義されている。
アドレスホッパーとは
ホッパー(hopper)とは「同じような場所を次々に移動する人」(プログレッシブ英和中辞典 第4版)。アドレス(address)は住所や居所のこと。アドレスホッパーとは、家を持たないで暮らしている人を意味する和製英語。
ホームレス(homeless)も住む家をもたない人であるが。アドレスホッパーは公園や地下道などに住みついている浮浪者ではない。
アドレスホッパーの名付け親である市橋正太郎氏によれば、「アドレスホッピング」という居住スタイルは、「固定の住居を持たずに転々とする超多拠点生活」と定義されている(1年間アドレスホッピングしてわかった19のこと)。
では市橋正太郎氏とは誰なのか?
アドレスホッパーの名付け親は京大卒のエリート
京都生まれの31歳。京大経済学部経営学科卒でサイバーエージェントに8年勤めた後(年収1200万円)、17年12月27日から「アドレスホッピング」という居住スタイルを始めたという。
実際に必要なモノはバックパック一つに収め、PCやバッテリー類、ノート、貴重品などは別にナップザックに入れて持ち歩く。普段使わないものや持ち歩かなくてもいいものは「サマリーポケット」というサービスを使う。
寝る場所は、ホテルやホステル・ゲストハウス、民泊(Airbnb)やシェアハウス、友人宅やサウナだという。
(以上、「1年間アドレスホッピングしてわかった19のこと|Shotaro Ichihashi」などから)
若い女性のアドレスホッパーも誕生
何て身軽なライフスタイルだ。究極のミニマリストといってもいい。
オジサンの価値観からは想像もできない世界であるが、市橋氏に感化されて、都内のIT企業に勤める早川春菜さん(23)や女子大生の高瀬夢奈さんも"家ナシ生活"を始めたという(定住しない「アドレスホッパー」若者たちの実態|AbemaTIMES)(←リンク切れ)。
女子大生の高瀬夢奈さんについては、携帯やクレジットカードを届けている住所は実家じゃないのかとか(それでアドレスホッパーといえるのかとか)、住民税はちゃんと払っているのかとか、気になることが多々ある。早川春菜さん(23)さんだって、アドレスホッパーができるのは独身の間だけでないのかとか、オジサンにはすぐにネガティブな考えが頭に浮かんできてしまうのだが……。
アドレスホッパー支援サービス
オジサンには想像もつかない世界だが、これからの時代、アドレスホッパーが増えていくとすれば、彼らを支援するサービスも増えていくのかもしれない。
たとえば次のようなサービスは今後伸びていくのか……。
- サマリーポケット
1箱250円のお手頃価格で預けられる収納サービス -
weeeks(←リンク切れ)
誰でも気軽に1週間限定のルームシェア生活を楽しむことが出来るサービス
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