「なぜ佐賀県が9位?! AirBnB登録件数ランキング 」の追記に書いたように、8月3日現在、全国でAirBnBに登録されている件数は約2万件(賃貸アパート14,815件+一軒家5,603件)。
2015年4月20日のWEDGE Infinityの記事では「国内の物件数は7000件を超えている」とされていたので、この3か月間で国内のAirBnB登録件数は3倍近くに増えたことになる。
賃貸アパートの登録件数の全国に占める割合は東京・神奈川・大阪が高く、一軒家のそれは東京・京都・大阪府が高い(次図参照)。
賃貸アパート、一軒家のいずれも都内の登録件数が圧倒的に多い。
では、都内の登録件数はどの程度増えているのか?
2カ月前(6月2日調査)のブログ記事(Airbnb登録物件数は渋谷区がダントツ)で、都内のAirbnb登録件数は4,648件であることを紹介した。
2カ月前(6月2日)の登録件数4,648件に対して、8月3日現在の登録件数は5,984件。
都内では、たった2カ月の間に1,336件(29%)も増加しているのだ。
その大半がアパート(AirBnBではマンションとは表現しない)。
23区の内訳をみると、都心3区(1位渋谷区、2位新宿区、3位港区)がぶっちぎりで多い。
なかでも新宿が628件から938件、310件(45%)も増えているのが特徴的だ。
7月22日に発生した「日本初のAirBnB死亡事故」を教訓に、第2、第3の事件・事故が起こらないよう、まずは、23区のAirBnBを届出制にして、実態を把握できるようにしてはどうだろうか。
怠慢なマスコミに代わって、これまで筆者がコツコツと整理してきたAirBnB関連の調査記事は、本日分を含めて12件になった。
- 8月1日 なぜ佐賀県が9位?! AirBnB登録件数ランキング
- 7月31日 拡大するAirBnB関連市場
- 7月30日 ジェニファーの謎が解けた!AirBnBの実態
- 7月29日 中国からの訪日者数は倍増しているが、Airbnb利用者は欧米人が多い?
- 7月28日 AirBnB 海外の信じがたいトラブル事例
- 7月27日 AirBnB 日本人が関与しない世界が広がっている!
- 7月25日 日本初のAirBnB死亡事故?
- 6月30日 京都のAirbnb物件 ホスト言語1位英語、2位中国語
- 6月4日 渋谷区Airbnb 日本のおもてなし文化を損ないかねない状況
- 6月3日 Airbnb登録物件数 渋谷区がダントツ
- 6月2日 Airbnbで都心マンションの「ホテル化」が進行中
都の検討が急がれる。
(本日、マンション広告なし)