「Airbnbで都心マンションの「ホテル化」が進行中」に続き、「Airbnb登録物件数 渋谷区がダントツ 」記事も反応がよかった。
そこで、本日は、Airbnb(エアビーアンドビー)登録物件数ダントツ1位の渋谷区について、さらに調査した結果を紹介しよう。
一泊7千円台~1万円台の料金帯が約半分を占めている
渋谷区でAirbnbに登録されているのは、アパートが900件、一軒家が66件(6月3日現在)。
「アパート」が圧倒的に多い。
そこで、アパートで登録されている物件の利用料金を調べてみた。
900件のうち、一泊7千円台~1万円台の料金帯が多く(463件)、全体の51%、約半分を占めている。
最も安いのは1泊1,400円なのだが・・・
格安料金TOP4は、道玄坂の近くに集まっている。
最も安いのは1泊1,400円!
トイレ、キッチン、Wi-Fiが利用できて、朝食が付いているというのだが、本当なのか?
裏があった。
宿泊者の感想を読むと分かる。
The host is nice and very flexible with accepting my late listing. He also invited me to see tokyo with him, the place is cheap and in a nice area. For some reason the listed address is near shibuya but the actual place is in saitama, which is outside of tokyo and is 1-1.5 hours away from shibuya.
Airbnbに登録されているアドレスは渋谷の近くだが、実際の宿泊場所は渋谷から1~1.5時間かかる埼玉だというようなことが書かれている。
なんともヒドイ話である。
最も高いのは1泊10万円!
一方、最も利用料金が高い「アパート」は、1泊10万円!
2件あった。
ひとつは、北参道駅(東京地下鉄副都心線)徒歩1分。
1部屋で1泊10万円は、ボッタクリでは。
もう一つは、渋谷駅徒歩10分。
英語を話すことができる3人が住んでいる住居だというのだが、やはり1泊10万円は高い。
10万円も出すのであれば、ホテルに泊まった方がよほどいいと思うのだが、中国人とブラジル人のレビューが投稿されている(少なくとも2名の外国人の利用実績がある)のは驚きだ。
1泊1,400円の場所を偽った物件とか、1泊10万円のボッタクリ物件など、日本のおもてなし文化を損ないかねない状況が野放しになっているのではないだろうか。
(本日、マンション広告なし)