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Airbnbで都心マンションの「ホテル化」が進行中

中国人所有のマンションでは今後Airbnb(エアビーアンドビー)が急速に普及し、都心タワーマンションが“中国人ホテル”化する可能性があるという夕刊フジのネット記事。

“中国人ホテル”化する都心タワーマンション 資産価値の大いなる危機

Airbnbで稼働率を上げれば、都心のタワーマンションの利回りは10%近くに達するはず。ただ、厳密な意味では旅館業法違反になる。

この儲かるシステムを中国人オーナーたちが、ただ指をくわえてみているだろうか。少々違法性があっても、儲かる手法を選ぶのが彼らの習性。だから、都心のタワーマンションが中国人利用率の高い「ホテル化」する日は近い。これは資産価値にとって大きな危惧だ。

(zakzak夕刊フジ 2015/5/31)

宿泊施設を貸し出す人向けのウェブサイトであるAirbnbは、世界的に爆発的な拡がりをみせている。

日本においても、旅館業法のグレーな障壁を尻目に、徐々に利用が拡がっているようだ。

どのような状況なのか、実際のところを確認してみよう。

 

Airbnbのサイトで「豊洲2丁目」を検索してみる。

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宿泊可能なマンションが14件表示された。
5,959円~38,105円と結構幅がある。

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そのうちの1件、豊洲シエルタワー(40階建て、総戸数565戸、2006年9月竣工)は1泊あたり10,900円(次図の赤破線囲み部分)。

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詳細を見てみると、10,900円のほかに、清掃料金として3,000円掛かるので、1泊の合計は13,900円。

2LDKの1泊の料金として高いのかどうなのか、階数が表示されていないこともあり(不親切!)、いまいち判断しづらい。

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でも、宿泊者からの評価は高い。

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ちなみに、この住戸のオーナーであるTenko氏(土浦第一高等学校、筑波大学卒)は、都内で7つの物件(下記写真)をAirbnbに登録している。

日本の女子、恐るべし!

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いまのところ、豊洲2丁目のマンションは“中国人ホテル”化されていないようだ(Airbnbに登録されていた14件に中国人と思しきオーナーは確認できなかった)。

(本日、マンション広告なし)

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