現在の首都圏新築マンション市場は、高くて売れない状況が続いている(首都圏新築マンション市場動向(7月)|高くて売れない状況継続中)。
23区の発売戸数の割合は、5千万円を境にクッキリと2極化しているうえに、5千万円以下の価格帯の供給割合は激減しているのである(次図)。
「首都圏新築マンション市場動向(7月)|高くて売れない状況継続中 」より
「ホントなのか?」という方のために、過去7年間、23区で発売された新築マンションの価格帯別の発売戸数の割合を可視化してみた(次図)。
13年あたりから、5千万円以下の新築マンションの供給戸数の割合が減少していることが分かるであろう。
ちなみに、億ションの割合は15年あたりから増えている。
(不動産経済研究所データを元に筆者作成)
庶民には手が出ない状況が続いている……。