最近、「羽田空港の機能強化」の情報が聞えてこないなと思って、国交省が運営しているサイト「羽田空港のこれから」の「お知らせ」を閲覧して、唖然!
渋谷区の「情報発信拠点を設置」はすでに終わっていた!
渋谷区の「地域交流センター恵比寿」1階で、情報発信拠点を設置する旨が記されているのだ。
設置期間はたったの4日間。しかも、すでに終わっている!(次図)
この「お知らせ」が掲載されたのは8月24日。情報発信拠点開設の4日前だ(次表)。
「羽田空港のこれから」というサイトはRSSを配信していないので、いちいち同サイトを見に行かないと、新着情報に気が付くことはない。
情報発信拠点の件は、国交省HPの「プレスリリース」にも、同省「航空」の「新着情報」にも掲載されていないのである。
これはもう、国交省は「羽田新飛行ルート」の情報発信したことの証拠作りには懸命であっても、市民には広く知られたくないと受け取られても仕方がないのではないのか。
渋谷区は「しぶや区ニュース」に掲載しただけ
で、渋谷区はどうしていたのかと言えば――
「しぶや区ニュース(17年8月15日号)」全11頁のうちの10頁目の片隅にさり気なく掲載されているのである(次図)。
「しぶや区ニュース」をわざわざネットで閲覧する人はそんなに多くないだろう。紙で配達されるのは渋谷区民だけだろうし……。
渋谷区ホームページの「新着情報」に掲載するべきであろう。
これはもう、渋谷区も国交省と共犯なのではないのか。
そういえば、渋谷区長は3月3日の定例会で、区議の意見「渋谷区でも教室型の説明会を地域ごとにきめ細かく開催するよう求めるべき」に対して、「国は、継続してオープンハウス型の説明会を開催するとのことですので、まずはその説明会の開催状況を見ていきたい」という国にならえの姿勢を示していた(羽田新飛行ルート問題|各区議会の議論を振り返る:渋谷区議会)。
追記(9月7日)
読者の方から、渋谷区ホームページに情報発信拠点の件が掲載されていた(現在は削除されている)とのコメントを頂戴した。
「渋谷区/羽田空港の機能強化に関する展示を行います」でグルってみると、渋谷区の「環境」のページに8月15日付で展示を実施する旨の情報が掲載されていたことが、キャッシュで確認できる(次図)。
渋谷区の「環境」のページを頻繁に見に行く人は何人いるのだろうか……。