国交省が羽田新飛行ルートに係る「情報発信拠点」の設置を行うのは、今回の川崎市が12か所目。
今回の周知期間は41日。これまでの最高記録(板橋区の17日間、年末年始を挟む)を大幅に更新。
周知期間が長くなった!?(12か所比較)
国交省が運営しているサイト「羽田空港のこれから」を閲覧して昨日(5月8日)、「川崎市における情報発信拠点の設置について」のお知らせが掲載されていることに気がついた(次図)。
情報発信拠点の設置について|お知らせ
川崎区役所大師支所の2階で6月18日から5日間、羽田新飛行ルートに係るパネル展示が行われる。
国交省が羽田新飛行ルートに係る「情報発信拠点」の設置を行うのは、今回の川崎市が12か所目。
今回の周知期間は41日。これまでの最高記録(板橋区の17日間、年末年始を挟む)を大幅に更新。ただし、開催期間は5日間と相変わらず短い。
サウンドシミュレータで飛行機騒音が体験できる
本件について、川崎市のホームページには5月1日付で、「羽田空港機能強化の情報発信ブースを開設」としてアップされている。国交省よりも1週間早い。
展示内容は、他地点と同様、テレビモニターによる「羽田空港の機能強化」の概要紹介や、飛行機騒音が体験できるサウンドシミュレータなど(次図)。
川崎市上空の試験飛行結果はどうなった?
川崎市は、新飛行ルートの影響が大きい。南風時に川崎市上空300mを通過する(次図)。
昨年12月26日、川崎市上空で試験飛行が実施された。今夏にも予定される試験飛行で再度騒音を測定し集計したデータを地域住民に説明するとされているのだが……。
川崎市の情報発信拠点では、昨年の試験飛行結果と今夏の予定についても、パネル展示すべきだろう。
※詳しくは、「羽田新飛行ル―ト 小型機の試験飛行は説得力あるか」ご参照。