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羽田新飛行ルート|情報提供に消極的な国交省に4つの提案

今年の11月に入ってからようやく、マスメディアが羽田新飛行ルートの問題を取り上げるようになった。
日テレニュース(11月1日)やビートたけしのTVタックル(11月26日)、噂の!東京マガジン(12月3日)など。なかでも極めつけは、NHKニュース9(12月7日)。多くの人がこの問題を知ることになったのではないか。

マスコミ報道が増えたキッカケのひとつは、国交省による「第4フェーズの住民説明会」が11月から始まったことだ。

国交省は「より多くの方々に知っていただけるように努めていきます」としているのだが……。

取組状況

羽田空港の国際線の増便は、首都圏だけでなく日本全体にとって不可欠です。
その必要性や新たな飛行経路等について、より多くの方々に知っていただけるように努めていきます

取組状況・今後の進め方|国土交通省

でも、実際にはどうだろうか。積極的には情報提供したくない?

国交省航空局OBが言うように「国交省としては、今さら反対されても大きく変えられないというのが本音」なのではないか。

情報提供に消極的な国交省に対して、改善提案を4つ掲げておこう。


もくじ

提案1:「サウンドシミュレーター」映像のネット公開

国交省は、 音や見え方を体感するための試験飛行の実施は困難だとしている。困難な理由として、管制官の訓練が必要なことや、フル稼働している羽田空港の現行の運用を一定時間停止する必要があることが掲げられている。

Q4 音や見え方を体感するため、試験飛行ができないでしょうか

  • 新しい経路を安全に飛行するためには、航空保安施設の整備や管制官の訓練が必要ですが、これらはまだ完了していません。

  • また、試験飛行をするためには、現在深夜・早朝時間帯を除きフル稼働している羽田空港の現行の運用を一定時間停止する必要があります。

  • これらの課題を踏まえると、現時点では試験飛行を行うことは難しい状況です。

「FAQ どのように音は聞こえるのでしょうか」(PDF:3.4MB)より

 

試験飛行の代わりに、説明会の会場や羽田空港で、映像資料を用意しているという。

  • 一方で、多くの方々に分かりやすい形で飛行機の音や見え方をお伝えしていくことは大変重要と考えています。

  • 説明会の会場や羽田空港でも、このような観点から最大限工夫を行った映像資料を用意していますので、是非ご試聴ください。

(同上)

 たった数日しか開催しない説明会場その存在を知らない人は辿り着くことができない羽田空港の「情報発信拠点」で映像資料を用意していますと言われても……。

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羽田に設置された「サウンドシミュレーター」

 

ここはひとつ、羽田空港の「情報発信拠点」に設置されている「サウンドシミュレーター」の情報をネットで公開してはどうだろう。

さらにいえば、新飛行ルートを飛行する航空機を地上から見たシミュレーション動画もネットで公開してほしい。

提案2:「教室型」説明会の積極的な実施

多くの区議会から要望が出ている「教室型」の説明会を行わず、フェーズ4でもこれまで同様の「オープンハウス型」の説明会が実施される。

「オープンハウス型」は、職員が、来場者に対し、説明パネルや映像資料、パンフレットなどを用いてフェイス・トゥ・フェイスできめ細やかに情報提供できるメリットはある。でも、「教室型」と異なり、多数の意見交換による問題意識の共有化ができない。

まあそのほうが、国交省にとっては都合がいいのかもしれないが……。 

提案3:「情報発信拠点」の十分な周知・開催期間の確保

国交省が羽田新飛行ルートに係る「情報発信拠点」の設置を行うのは、板橋区で7か所目(次表)。

年明けに実施される板橋区を除くと、周知期間はいずれも短い。開催期間は、豊島区や渋谷区のような影響が大きな地点ほど、短いのはなぜか?

「情報発信拠点」の周知期間・開設日数等

短期間で周知して、開催してサッと引き上げる。

国交省は開催実績は積み上げたいが、できるだけ市民の目には触れさせたくない、と思われても仕方がないのではないか。

提案4:情報のRSS配信

国交省が運営しているサイト「羽田空港のこれから」には、「お知らせ」が掲載されている。

ただ、残念ながら、「羽田空港のこれから」というサイトはRSSを配信していないので、いちいち同サイトを見に行かないと、新着情報に気がつくことはない。

RSS配信の設定など簡単にできるのではないか。

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