不動産経済研究所は3月31日、「2019年 全国分譲マンション 売主・事業主別供給専有面積ランキング」を発表。
同研究所が専有面積で売主・事業主別に供給規模データを公表したのは18年に続き2度目。
供給専有面積ランキングを可視化
同発表資料には、20位までのランキングデータが掲載されていたので可視化してみた(次図)。
住友不動産がダントツ。
大手4社(住友・野村・三菱・三井)の一角に、プレサンスコ一ポレ一ション(近畿圏のシェアが高い)が割り込んでいる。
供給専有面積ランキングTOP20
上図を見ていて気がつくことは、大手4社(住友・野村・三菱・三井)がいずれも首都圏での供給面積の割合が高いこと。
逆にいえば、大手4社以外の多くは、首都圏以外での新築マンション事業の展開を余儀なくされているということなのかもしれない。
4位のプレサンスコ一ポレ一ションの供給面積の割合は、首都圏3%、近畿圏68%、その他29%。
以下に「売主・事業主別供給専有面積ランキング」TOP20を示す。
※面積の単位はm2。パーセントは、全国に占める首都圏の割合。
- 順位売主・事業主(全国計)首都圏率
- 1位:住友不動産(391,386)71.8%
- 2位:野村不動産(287,620)78.5%
- 3位:三菱地所レジデンス(250,566)64.4%
- 4位:プレサンスコ一ポレ一ション(205,070)2.7%
- 5位:三井不動産レジデンシヤル(190,109)75.4%
- 6位:東急不動産(130,000)75.8%
- 7位:大和ハウスエ業(122,028)61.8%
- 8位:タカラレ一ベン(120,426)27.4%
- 9位:あなぶき興産(117,209)0.0%
- 10位:日鉄興和不動産(106,779)77.4%
- 11位:フージャースコーポレーション(104,810)17.7%
- 12位:大京(92,977)30.0%
- 13位:東京建物(85,078)83.7%
- 14位:穴吹工務店(78,751)7.5%
- 15位:近鉄不動産(71,836)21.7%
- 16位:積水ハウス(68,131)28.4%
- 17位:阪急阪神不動産(67,389)31.0%
- 18位:エスリ一ド(66,398)0.0%
- 19位:名鉄不動産(66,354)60.8%
- 20位:関電不動産開発(62,993)13.6%
供給専有面積(18⇒19年)、大手3社の減少目立つ
19年の供給専有面積ランキング上位10社につき、18年からの変化を可視化してみた(次図)。
三菱地所レジデンスを除く、大手3社(住友・野村・三井)の減少が目立つ。
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