国土交通省は3月31日、「住宅着工統計(令和2年2月分)」を公表。
新型コロナウイルスの影響は見られない。
ざっくり言うと
20年2月の住宅着工動向について、次のように記されている。
※今月から記述フォームが変更された(「建築着工統計」と公表内容が重複しているため、一元化したのがその理由)。
新設住宅着工戸数は 63,105 戸。
- 前年同月比 12.3%減、 8か月連続の減少。
分譲住宅は 20,362戸(前年同月比 3.9%減, 4か月連続の減少)
- マンションは 9,353戸(同 2.4%増, 4か月ぶりの増加)
- 一戸建住宅は 10,907戸(同 7.9%減, 3か月連続の減少)
これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう
【全国分譲マンション】前年同月比2.4%増
2月は前年同月比2.4%増。
「4か月ぶりの増加」であることが確認できる(次図)。
【首都圏分譲マンション】前年同月比▲7.5%減
三大都市圏別の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。
※黒色破線は、多項式(5次)の近似曲線。以下同じ。
上図は季節変動があるので分かりにくい。そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
首都圏では、前年同月比▲7.5%減。
【都内の分譲マンション】前年同月比19.3%増
1都3県の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。
上図も季節変動があるので分かりにくい。次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
都内の着工戸数は前年同月比19.3%増。
各年2月の変化を可視化したのが次のグラフ。
やや上向き。新型コロナウイルスの影響は見られない。
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