2020年までに羽田空港の国際線増便を実現することは、「観光ビジョン実現プログラム 2019」にもシッカリと書き込まれているという話。
観光ビジョン実現プログラム 2019
観光立国推進閣僚会議は6月14日、「観光ビジョン実現プログラム2019」を決定した。
同プログラムは、2020年訪日外国人旅行者数4,000万人等の目標の達成に向け、昨年8月から本年5月にかけて計10回開催された「観光戦略実行推進会議」での議論を踏まえて策定されたもの。
同プログラムは、次の4項目から構成されている。
- 外国人が真の意味で楽しめる仕様に変えるための環境整備
- 地域の新しい観光コンテンツの開発
- 日本政府観光局と地域(自治体・観光地域づくり法人の適切な役割分担と連携強化
- 地方誘客・消費拡大に資するその他主要施策
羽田空港の国際線を増便するため、丁寧な情報提供…
4番目の「地方誘客・消費拡大に資するその他主要施策」のなかに、「空港」の主要施策として、羽田新ルート関連の内容が記されているので(本文 P54)、抽出しておこう。
主要施策
- 首都圏空港の発着容量を世界最高水準の年間約100万回に拡大する。
- 令和2年までに訪日需要への対応や国際競争力強化を主眼として羽田空港の国際線を増便するため、丁寧な情報提供等を行い、飛行経路の見直し等の取組を進め、年間約4万回の発着容量拡大を実現する。
- (以下略)
<関連施策>首都圏空港の容量拡大
- 首都圏空港の発着容量について、世界最高水準の年間約100万回への拡大を目指す。具体的には、羽田空港については、訪日外国人旅行者の受入拡大や我が国の国際競争力の強化を主眼として、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会までに、飛行経路の見直し等の取組を進め、年間約4万回拡大する。
また、そのために必要となる航空保安施設や誘導路等の施設整備、騒音・落下物対策等を着実に進めるとともに、引き続き丁寧な情報提供を行う(以下略)
2020年までに羽田空港の国際線増便を実現することは、「観光ビジョン実現プログラム 2019」にもシッカリと書き込まれている。しかも、「丁寧な情報提供」という常套句も併記されているところは、国交省に抜かりはない。