国土交通省は8月31日、「住宅着工統計（令和3年7月分）」を公表。
ざっくり言うと
21年7月の住宅着工動向について、次のように記されている。
新設住宅着工戸数は77,182 戸。
- 前年同月比9.9％増、5か月連続の増加。
分譲住宅は 21,480戸
（前年同月比11.0％増、先月の減少から再びの増加）
- マンションは9,117戸（9.2％増、先月の減少から再びの増加）
これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう
【全国分譲マンション】前年同月比9.2％増
7月は前年同月比9.2％増。
「先月の減少から再びの増加」であることが確認できる（次図）。
【首都圏分譲マンション】前年同月比6.1%増
三大都市圏別の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。
※黒色破線は、多項式（5次）の近似曲線。以下同じ。
上図は季節変動があるので分かりにくい。そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
首都圏では、前年同月比6.1%増。
【都内の分譲マンション】前年同月比42.8%増
1都3県の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。
上図も季節変動があるので分かりにくい。次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
都内の着工戸数は前年同月比42.8%増。
各年7月の変化を可視化したのが次のグラフ。
例年より多い。コロナ第5波などなかったかのような増え方である。
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