建設会社の大手はどこか。売上高が大きい建設会社はどこか。特に、住宅部門の売上高が大きい建設会社はどこか。
建築系業界紙「日経アーキテクチュア」2022年9月22日号の特集記事「経営動向調査 建設会社白書2022」に、2021年度の建設会社の売上高ランキング(建築部門)が掲載されていたので整理しておいた。
※最新版(設計事務所編 2022・建設会社編 2022) もご覧ください。
売上高ランキング(21年度)
建築部門TOP50
売上高が2千億円を超えるのは12位まで。1千億円を超えるのは20位まで(次図)。
建築部門の売上高では、スーパーゼネコン5社(鹿島、清水、大成、大林、竹中)を抑えて、住宅総合メーカーの大和ハウス工業が1位。
※( )内数値は、売上高(百万円)
- 1位:大和ハウスエ業(1,230,254)
- 2位:大林組(1,050,131)
- 3位:清水建設(936,043)
- 4位:竹中工務店(926,351)
- 5位:鹿島(920,671)
- 6位:大成建設(897,340)
- 7位:大東建託(434,458)
- 8位:長谷工コーポレーション(405,959)
- 9位:フジタ(311,394)
- 10位:戸田建設(284,168)
- 11位:熊谷組(236,943)
- 12位:前田建設工業(216,842)
- 13位:五洋建設(196,149)
- 14位:東急建設(184,407)
- 15位:西松建設(178,811)
- 16位:安藤ハザマ(178,526)
- 17位:三井住友建設(175,999)
- 18位:奥村組(136,600)
- 19位:鴻池組(129,934)
- 20位:浅沼組(107,725)
- 21位:大和リース(98,196)
- 22位:日本建設(87,238)
- 23位:イチケン(83,316)
- 24位:福田組(78,418)
- 25位:松井建設(77,012)
- 26位:銭高組(74,686)
- 27位:佐藤工業(70,821)
- 27位:高松建設(70,821)
- 29位:大末建設(68,332)
- 30位:鉄建建設(62,733)
- 31位:東亜建設工業(56,318)
- 32位:村本建設(53,775)
- 33位:矢作建設工業(53,549)
- 34位:岩田地崎建設(53,159)
- 35位:大豊建設(52,366)
- 36位:日本国土開発(52,024)
- 37位:北野建設(49,607)
- 38位:JFEシビル(47,065)
- 39位:TSUCHIYA(45,984)
- 40位:飛島建設(44,443)
- 41位:松尾建設(44,002)
- 42位:東洋建設(42,827)
- 43位:ボラテック(42,759)
- 44位:大鉄工業(42,744)
- 45位:木内建設(40,003)
- 46位:ピーエス三菱(39,743)
- 47位:青木あすなろ建設(38,990)
- 48位:鍛冶田工務店(38,330)
- 49位:多田建設(37,505)
- 50位:大日本土木(37,329)
建築部門>住宅部門TOP10
建築部門のうち、住宅部門に限った売上高ランキングは、次の通り。
1位は大和ハウスエ業。
※( )内数値は、売上高(百万円)
- 1位:大和ハウスエ業(570,926)
- 2位:大東建託(412,877)
- 3位:長谷工コーポレーション(378,077)
- 4位:竹中工務店(86,366)
- 5位:大林組(81,627)
- 6位:清水建設(76,751)
- 7位:前田建設工業(65,400)
- 8位:三井住友建設(50,450)
- 9位:大末建設(45,958)
- 10位:熊谷組(45,263)
売上高の推移
建設会社(ゼネコン)の建築部門の売上高上位20社(21年度)の推移を可視化したのが次図。
建築部門の売上高では大和ハウス工業がダントツで、16年度以降1.3兆円超をキープしていたが、20・21年度は1.2兆円近くまでダウン。
第2グループは、スーパーゼネコン5社(大林・大成・竹中・清水・鹿島)が1兆円前後でひしめき合っている。
建築部門
過去6年間の上位20社を見ると、スーパーゼネコン5社と大和ハウスエ業の背中を追っているのが大東建託と長谷工コーポレーション。
建築部門>住宅部門
建築部門のなかでも特に、住宅部門の売上高に着目した過去6年間の上位10社を次表に示す。
※17~19年度に1位だった積水ハウスの20・21年度売上高は「-」(無回答または計算不能)なのでランク外。
大東建託が上位に食い込んでいるのは、過度な営業攻勢の成果か(『大東建託の内幕』半年間契約が取れなければクビ)。
あわせて読みたい(過去のランキング)
- 設計事務所・建設会社「売上高・技術力ランキング」(まとめ)※適宜更新
売上高は2015年度以降、技術力は2016年度以降のランキングをご覧いただけます。