建設会社の大手はどこか。売上高が大きい建設会社はどこか。特に、住宅部門の売上高が大きい建設会社はどこか。
建築系業界紙「日経アーキテクチュア」2025年9月25日号の特集記事「経営動向調査2025 建設会社編」に、2024年度の建設会社の売上高ランキング(建築部門)が掲載されていたので整理しておいた。
売上高ランキング(24年度)
建築部門TOP50
売上高が2千億円を超えるのは15位まで。1千億円を超えるのは22位まで(次図)。
建築部門の売上高では、スーパーゼネコン5社(鹿島、清水、大成、大林、竹中)の中に住宅総合メーカーの大和ハウス工業が5位にランクイン。
※( )内数値は、売上高(百万円)
- 1位:大林組(1,297,716)
- 2位:大成建設(1,196,974)
- 3位:竹中工務店(1,117,087)
- 4位:清水建設(1,099,290)
- 5位:大和ハウスエ業(1,056,397)
- 6位:鹿島(1,053,474)
- 7位:大東建託(532,823)
- 8位:長谷工コーポレーション(522,039)
- 9位:フジタ(343,342)
- 10位:前田建設工業(343,261)
- 11位:五洋建設(323,886)
- 12位:戸田建設(311,658)
- 13位:熊谷組(267,186)
- 14位:安藤ハザマ(261,419)
- 15位:鴻池組(208,658)
- 16位:東急建設(191,764)
- 17位:西松建設(191,042)
- 18位:奥村組(185,551)
- 19位:三井住友建設(185,543)
- 20位:浅沼組(134,318)
- 21位:東亜建設工業(114,896)
- 22位:大和リース(102,419)
- 23位:JFEシビル(97,551)
- 24位:イチケン(96,129)
- 25位:松井建設(94,192)
- 26位:鉄建建設(91,137)
- 27位:大末建設(86,563)
- 28位:銭高組(82,386)
- 29位:佐藤工業(80,958)
- 30位:矢作建設工業(78,717)
- 31位:ナカノフドー建設(75,949)
- 32位:福田組(70,197)
- 33位:日本建設(67,398)
- 34位:岩田地崎建設(61,117)
- 35位:合田工務店(60,755)
- 36位:東洋建設(60,366)
- 37位:TSUCHIYA(57,651)
- 38位:松尾建設(54,124)
- 39位:ポラテック(53,605)
- 40位:ピーエス・コンストラクション(52,857)
- 41位:飛島建設(51,131)
- 42位:木内建設(49,248)
- 43位:青木あすなろ建設(48,583)
- 44位:大豊建設(46,935)
- 45位:東鉄工業(46,821)
- 46位:大鉄工業(43,703)
- 47位:村本建設(42,429)
- 48位:りんかい日産建設(40,522)
- 49位:大日本土木(39,813)
- 50位:松村組(36,745)
建築部門>住宅部門TOP10
建築部門のうち、住宅部門に限った売上高ランキングは、次の通り。
1位は大東建託。
※( )内数値は、売上高(百万円)
- 1位:大東建託(510,373)
- 2位:長谷工コーポレーション(501,321)
- 3位:大和ハウスエ業(441,591)
- 4位:前田建設工業(99,931)
- 5位:大成建設(94,247)
- 6位:三井住友建設(92,145)
- 7位:大林組(68,967)
- 8位:大末建設(67,946)
- 9位:竹中工務店(67,309)
- 10位:フジタ(66,943)
売上高の推移
建設会社(ゼネコン)の建築部門の売上高上位20社(24年度)の推移を可視化した(次図)。
建築部門の売上高では、これまでダントツだった大和ハウス工業は5位まで後退。スーパーゼネコン5社(大林・大成・竹中・清水・鹿島)と共に1~1.3兆円前後でひしめき合っている。
建築部門
過去6年間の上位20社を次表に示す。
スーパーゼネコン5社と大和ハウスエ業の背中を追っているのが大東建託と長谷工コーポレーション。
建築部門>住宅部門
建築部門のなかでも特に、住宅部門の売上高に着目した過去6年間の上位10社を次表に示す。
大東建託は遂に1位。大和ハウスエ業は4年連続首位から3位に。
※17~19年度に1位だった積水ハウスの20・21年度売上高は「-」(無回答または計算不能)なのでランク外。
大東建託が上位に食い込んでいるのは、過度な営業攻勢の成果なのか(『大東建託の内幕』半年間契約が取れなければクビ)。
あわせて読みたい(過去のランキング)
- 設計事務所・建設会社「売上高・技術力ランキング」(まとめ)※適宜更新
売上高は2015年度以降、技術力は2016年度以降のランキングをご覧いただけます。