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首都圏新築マンション市場動向(20年7月)|発売単価、コロナ禍でも上昇傾向

不動産経済研究所は8月20日、7月の「首都圏新築マンション市場動向」を発表。

  • 発売は7.8%増の2,083戸、昨年8月以来11カ月ぶりの増加
  • 平均価格6,124万円、m2単価91.3万円と価格は引き続き上昇

ただ、これだけではよく分からないので、同研究所が過去に発表した数値データも含め、いつものように、首都圏の新築マンション市場動向のトレンドを可視化してみた。


もくじ

発売戸数・発売単価・販売在庫の推移(首都圏)

発売単価は、コロナ禍でも上昇傾向を見せている(20年1月だけ急上昇したのは、高額物件の大量供給の影響による)。販売在庫数は増加傾向。発売戸数は上下動が激しいが、減少傾向(次図)。

一言でいえば、マンション市場失速中ということ。

発売戸数・発売単価・販売在庫の推移(首都圏)

 

発売戸数の前年同月比の推移を可視化したのが次図。

新型コロナウイルスの影響が最も大きかったのは5月の▲82.2%。6月も▲31.7%と悪化状況が続いていたが、7月は一気に7.8%(前年同月比)まで回復。「消費者が夏のボーナスで頭金を支払いやすい時期に向けて、不動産各社がこれまで控えていた物件の販売に踏み切ったことが要因」としている(NHKニュース 8月20日)

発売戸数(前年同月比)の推移(首都圏)

発売戸数の推移(1都3県)

23区に着目すると、7月の発売戸数744戸は、前年同月比で▲19.3%減(次図)。

減少傾向に歯止めがかからない状況。

発売戸数の推移(1都3県)

m2単価の推移(1都3県)

23区の発売単価は、コロナ禍でも上昇傾向を見せている(20年1月だけ急上昇したのは、高額物件の大量供給の影響による)(次図)。

m2単価の推移(1都3県)

価格帯別の発売戸数割合の推移(23区)

23区の発売戸数の割合は、5千万円を境に完全に2極化している。

5千万円以下の価格帯の供給割合は激減。(次図)。

新築マンション価格帯別の発売戸数割合の推移(23区)

億ションの発売戸数・率の推移(23区)

億ション率(全発売戸数に占める億ションの割合)は、18年9月の4.5%を底に増加傾向にある(20年1月だけ急上昇したのは、高額物件の大量供給の影響による)(次図)。

新築億ション発売戸数・率の推移(23区)

★まとめ

マンション市場は失速中……。

  • 首都圏の発売単価はコロナ禍でも上昇傾向を見せている。販売在庫数は増加傾向。発売戸数は5月は過去最少だったが、7月は一気に7.8%(前年同月比)まで回復。
  • 23区の発売単価は、コロナ禍でも上昇傾向を見せている。
  • 23区の億ション率(全発売戸数に占める億ションの割合)は、18年9月の4.5%を底に増加傾向。

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