国土交通省は7月31日、「住宅着工統計(令和2年6月分)」を公表。
特に、新型コロナの影響が顕著に出ているというわけでもなさそうだ。
ざっくり言うと
20年6月の住宅着工動向について、次のように記されている。
新設住宅着工戸数は 71,101戸。
- 前年同月比12.8%減、12か月連続の減少。
分譲住宅は20,189戸
(前年同月比7.7%減、8か月連続の減少)
- マンションは 8,422戸(同2.0%減、2か月連続の減少)
これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう
【全国分譲マンション】前年同月比▲2.0%減
6月は前年同月比▲2.0%減。
「2か月連続の減少」であることが確認できる(次図)。
【首都圏分譲マンション】前年同月比29.5%増
三大都市圏別の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。
※黒色破線は、多項式(5次)の近似曲線。以下同じ。
上図は季節変動があるので分かりにくい。そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
首都圏では、前年同月比29.5%増。
【都内の分譲マンション】前年同月比9.2%増
1都3県の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。
上図も季節変動があるので分かりにくい。次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
都内の着工戸数は前年同月比9.2%増。
各年6月の変化を可視化したのが次のグラフ。
3年続けて低水準で推移。
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